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<実験>Metaの音楽生成AI「Music Gen」でジミヘンの転生に挑戦
この<実験>シリーズでは、日々超速でアップデートされる生成AIで実験コンテンツをパパっと制作→レポートします!
今回はmetaから2023年6月頭にローンチされた音楽生成AIモデル「Music Gen」です
webサービスではありませんが、かなり興味があるので頑張って黒い画面を使って見様見真似でローカルに環境を作成しました
![](https://assets.st-note.com/img/1706782667665-DiFFQ65xGE.png?width=1200)
ちょっと触ってみたところ、ダンスミュージックはパパっとそれっぽいのが出てくる感じですが、AIで微妙なレベルの電子音楽を作ってもつまらないですね
ではアドリブ感のあるギターソロの入ったものはどうか?
という事で…レジェンドギタリスト・ジミヘンっぽい曲を生成できるかを実験してみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1706779388058-S8q0ChdUnG.png?width=1200)
<結果>ギターソロは弾けたのか…!?
では、お聴きください
50年ぶりのジミ・ヘンドリックスの新作「I'm experienced」です
なんというか…紫のモヤモヤの中、それっぽい人が現れたと思ったら、やがて向こうへ遠ざかっていく… そんな感じの、diffusion系AIっぽいモヤっとした仕上がりになりました🤩
これが転生成功と言えるかはさておき、思っていたよりは60~70年代なギターソロしてますね
こういう音がGPTなどと同様のTrasformerロジックで生成される、というのは興味深いです
参考までにMusicGenでの使用プロンプトはこちら
(large Model/メロディ参照オプションなし)
late 60s electric guitar solo, Jimi Hendrix, Voodoo Child, rock, distortion, wah pedal, Woodstock, slow tempo, behind the beat, shredding guitar
使ってみてのチェックポイント
おそらくコード進行とか細かい設定はできない雰囲気
音楽理論や演奏理論的な仕組みで生成してるわけではないので原理上DAWを置き換えるものにはならなそう
テクノ・エレクトロ系やアンビエントはやはりそこそこイケる
喫茶店で背景に音楽が流れているワンシーンなど、フレーバーBGM的な用途には十分使えそう
音+未知の表現を使うハイブリッドクリエイターが生まれる可能性
<おまけ>黄泉がえりMVに出演してもらいました
物足りないので、動画生成AIのRunway Gen2との合わせ技で、ステージパフォーマンスしてもらいましょう
う~~~ん🥲
いまのところパパっと作るにはRunwayの性能的にこれぐらいが限界ですね
ストラトの変なヘビメタみたいな形はなんとかしたかったんですが…
完璧を目指すと延々と生成ガチャでクレジットを溶かすことになってしまうのでこのあたりで撤退です💧
結論
そもそもMusicGenは「クリーンな学習元」を謳ってるわけなので、個々のアーティストの再現系はこの辺が限界かもしれません
でもまあ、おもしろかったです!
今後、版権楽曲を学習してしまった野良のモデルが出てきたりするんでしょうか…?
👆 MusicGenは15秒の制限つきならここで誰でも遊べます
同時期に出たGoogleの「MusicLM」の ウェイティングリストが全然通知来ないから、しばらくこっちで遊ぶことにするんだぜ!
(2024.3.14追記)
連絡が来ないまま10か月以上、気がついたら「Music FX」というサービスに移行していました。ウェイティングリストに登録していたためか、なぜかログインできたので試しましたが、なんというか🤓素朴~…な感じでした
音楽生成はもう今となっては音楽生成はSunoもしくはUdioですね
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— psymen @AI CREATOR (@PsymenJ) March 14, 2024