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幕張から帰れま10 #3:「先発・唐川侑己」という甘美な響き

 まず初めに言っておくと、この日のこの時間帯は家にいてBS松竹東急で悪魔の手毬唄を観ているはずだった。そんな時に明日の予告先発:唐川侑己とかいう情報が飛び込んできてしまったので、手毬唄はリスケということになった。今週は石坂浩二&柳葉敏郎ウィークだったのにそこへ突然乱入してくる唐川侑己という男。共通点と言えば全員O型。このことからも血液型占いというのがいかに当てにならないかわかるというものだろう。石坂浩二と唐川侑己は大きなくくりでいうと似たようなタイプな気がしますが。お坊ちゃまみたいなかわいい顔してお口が悪いところとか。

「これで30代!?」って言われがち(だった)ところも似てる


 そんなことはいいとして、先発ということは試合の最初から投げるわけで、近年リリーバーとして投げていた唐川さんの4年ぶりの先発だからそれほど長いイニングを投げるわけではないであろう。つまり試合の最初からいないと見られないかもしれないということである。平日だと3回くらいまで終わった頃に着けばいいやぐらいに思っている私としては大問題。そこで早上がりすることにし、ダッシュで駅まで行った。この時点でめちゃくちゃ疲れた。手毬唄を観ていれば必要なかった疲れである。それもこれも全部唐川さんのせいだ。


 ただがんばったおかげでギリギリプレイボールには間に合った。登場曲のGet The Party Startedが流れている中球場に入ったので、私もこの曲で登場した感じになった。なっていない。

いつ何度見ても美しいフォーム


 さてピッチャーを推すというのはとても困難な行為で、バッターの推しを見守る時よりも遥かに緊張する。推しがリリーフで出てくる時も1イニングだけで緊張のあまり左半身とかが痺れてくる。それが先発となるとそれはもう大変である。口の中がカラッカラになる。ピッチャーを推すと寿命が縮まると私は思う。せめて縮んだ分推しの選手寿命に変わるとかであってほしい。


 ただ点を取られるとなんだか落ち着いてくる。落ち着いている場合ではないが、今回は2点取られたので2倍落ち着いた。だから落ち着いている場合ではない。負け投手ですよ。でも私の目には輝いて見えた。今シーズンはもう一軍で見られないのかな……とちょっと思っていたので、マリンのマウンド(野球をする上ではあまり好きではないらしいマウンド)でまた見られて本当によかった。

ルーキー風ベテランとベテラン風2年目のバッテリー


 この試合の見どころといえば先発唐川さんと唯一の得点であった岡大海さんのホームランぐらいだったが、まあこの時期に球場で観る試合は良い。寒くもなく暑くもなくちょうどいい。時期的にまったり観てる場合じゃない種類の試合がちになるのが難点でしょうか。


3塁側から見るひろみホームラン、ヒロミナイトを思い出す

 


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