2021年版「陸のYeah!!」
[ShortNote:2021.7.25]
(※一般的なサザンオールスターズのイメージ)
サザンオールスターズのトリビュートバンド・桑田研究会バンドがかつてライブでやっていた企画・「陸のYeah!!」。これは「雨」や「海」などのワードが歌詞に含まれがちなサザンの曲のうち、そのような「水分を含む」ワードが一つも含まれない曲だけでライブを行うというものでした。
このライブが行われたのは2009年。もちろんサザンはいつまでも現役なので、それからの11年の間にもまた新たな曲がレパートリーに加わっています。ということでその後の曲も含めて乾きベスト盤「陸のYeah!!」を作ってみたいと思います。
基準としては歌詞・タイトルに雨、海、涙、酒、それにちょっとここでは言えないような液体ちょっとここでは言えないような液体、とにかく少しでも水分が含まれているものは除きます。なお、「サザン=水分」に関係ないのでカバー曲も除きます。インストは歌詞に水分を含みようがないので入れます。この基準でチェックしたところ「乾いた」曲は49曲。CDだと3枚組になるでしょうか。
〈Disc 1〉
1. 女呼んでブギ
2. レゲエに首ったけ
3. お願いD.J.
4. アブダ・カ・ダ・ブラ(TYPE.1)
5. アブダ・カ・ダ・ブラ(TYPE.2)→インスト。
6. アブダ・カ・ダ・ブラ(TYPE.3)
7. Tiny Bubbles(type-B)
8. シャ・ラ・ラ
9. ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)
10. Let’s Take a Chance
11. Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)→桑研のブログでも触れられていた通り、サザンのシングル史上最低の売り上げを記録した曲が乾いているということでやはりサザンは水分に支えられているのかもしれません。でもカッコいい名曲です。
12. 走れ‼ トーキョー・タウン
13. 来いなジャマイカ
14. ボディ・スペシャルⅠ(BODY SPECIAL)→インスト。なのに歌詞カードには「作詞作詞・作曲 原由子」と記載されている。
15. マチルダBABY→ライブ定番曲。
16. 赤い炎の女
17. ALLSTAR’S JUNGO
〈Disc 2〉
1. MICO
2. サラ・ジェーン
3. ALLSTAR’S JUNGO(Instrumental)
4. 旅姿六人衆→ライブ定番曲。どう見ても湿ってそうなのに乾いてました。
5. 開きっ放しのマシュルーム
6. なんば君の事務所→インスト。
7. Dear John
8. Computer Children→コンピュータに水は厳禁ということでしょうか。
9. 真昼の情景(この広い野原いっぱい)
10. 愛は花のように(Ole!)
11. 悪魔の恋
12. 政治家
13. GORILLA
14. 稲村ジェーン→インスト。詞があったら間違いなく海とか波とか入ってた。
15. 美しい砂のテーマ→インスト。
16. マンボ→インスト。
17. マリエル→インスト。
〈Disc 3〉
1. シュラバ★ラ★バンバ(SHULABA-LA-BAMBA)→渋めなラインナップの中に急にこういう大ヒット曲が出てくるので困惑してしまう。
2. 9月の風→インスト。
3. 遥かなる瞬間
4. ゆけ‼ 力道山
5. NO-NO-YEAH/GO-GO-YEAH
6. 爆笑アイランド
7. イエローマン~星の王子様~→桑田さんお気に入りの曲。
8. 夢見るアニバーサリー
9. 夢と魔法の国
10. 殺しの接吻~Kiss Me Good-bye~
11. 愛と死の輪舞(ロンド)
12. ピースとハイライト
13. パリの痴話喧嘩
14. バラ色の人生
……というラインナップなのですが、見事にマニアックな曲が集まりました。これはこれで裏ベストっぽくていいと思いますが、やはりサザンの「A面」は水なんだなとよくわかりました。さすがアンサイクロペディアに「ポセイドンの化身」と書かれていたバンドは違いますね。
ちなみに桑田さん曰く、「雨」は発音的にも音数的にも歌詞に入れやすい言葉だそうです。桑田さんが雨男と名高いこととは別に関係ないみたいです。