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みんなが良いって言ってるものはだいたい良い
[ShortNote:2022.2.9]
Twitterをうろうろしていたら、このツイートを見かけました。
今週の『きょうも厄日です』は
— 山本さほ@6/30、7/14に最新刊2冊発売します! (@sahoobb) January 28, 2022
第88回「ノー・ウェイ・ホームを観るためにマーベル修行をした話」です。
ノー・ウェイ・ホームめちゃくちゃ面白かったです。
(ネタバレはありません)#山本さほ #きょうも厄日です #文春オンライン https://t.co/KLBgnomkO4
タイトル通りMCU作品を観たらハマったという内容なのですが、私の目を惹いたのはこのマンガの中のこんな言葉でした。
この年になって学んだことは
みんなが「良い」と言うものは大体「良い」!!
ということ 物事は斜に構えずになんでも楽しんだ方がお得だ!!
この年になって学んだことは みんなが「良い」と言うものは大体「良 い」!! ということ 物事は斜に構えずになんでも楽しんだ方がお得だ!!
このくだりを読んだ時にそれ! 本当にそれ! と首がちぎれるくらい同意してしまった。もうね、そうなんですよ! みんなが良いって言ってるものは良いんですよ! 人気があるものは良いから人気があるんですよ!
あたりまえ体操みたいなことを言ってしまいましたが、これを声を大にして言いたくなるのは「みんなが好きなものをあえて見ない」というひねくれ者がけっこういるからです。
いや、スタンスは人それぞれだからいいのです。ひねくれをやめろと言いたいわけではないのです。でも私は、あくまでも私個人としては、「ジャンルとして好みじゃないから」とか「少し触れてみたけどピンと来なかったから」とかではなく、「みんなに人気があるものだから」という理由で遠ざけるのは何か違うんじゃないかと思っています。それで本当は好きになれるかもしれないものに触れられないのだとしたらもったいないなあ、と。
もし数年後とかにふと見てみると実は自分好みだったことが判明したら。「ああなんであの時見ておかなかったんだろう」と少しでも後悔するようなことになったら。リアルタイムで盛り上がっている時に少しでも触れておけば、もしかしたらそんな未来がちょっとは変わるかもしれません。
それに「みんなが好きって言ってるから好き」というミーハーも「みんなが好きって言ってるから嫌い」という逆張りも、判断基準が「みんな」である時点で根っこの部分は同じなんじゃないかと思います。同じならなんでもかんでもお祭り騒ぎに乗っかるミーハーの方が私は好きです。
……と、踊る大捜査線サザンオールスターズプロ野球と「国民的○○」と言われがちなものばかり好きになってしまう私は思っています。結局私の好きなものの良さは「みんなが『良い』と言っていること」によってある程度担保されていますよというポジショントークです。これは。