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ポップスが最高に輝いた夜 The Greatest Night in Pop
NETFLIXで配信中の「ポップスが最高に輝いた夜」見ましたか?
あの有名な WE ARE THE WORLDのレコーディングのドキュメンタリー
そうそうたるメンバーが出演(当時の映像も含め)
ライオネル・リッチー
マイケル・ジャクソン
シンディー・ローパー
スティービー・ワンダー
ボブ・ディラン
ダイアナ・ロス
ベッド・ミドラー
レイ・チャールズ
ティナ・ターナー
ケニー・ロジャース などなど
大スターたちが集まってたった一晩であの名曲を完成させた奇跡が見られます
これは一見の価値あり!
エゴと才能の大集結だからまとまりもないし、個性を押し出してくるアーティストがたくさんいて、まるで幼稚園のようにまとまりがない状態
スタジオの入り口に貼られた「CHECK YOUR EGO AT THE DOOR(エゴは入り口に預けろ)」がかっこよくて、大スターでないと理解できない注意書きかもしれない思った
私だったらこんな場所に行くことになったら、なるべく物事がスムーズにいくように邪魔にならないようにと行動してしまう
でもどんなところでも「個」を主張するのが、大スターでアメリカで才能なんだろうなぁ
このプロジェクトのための誘いの電話にも出ず、折り返しもして来ず、曲作りに参加しなかったスティービー・ワンダーが収録には現れ、急にスワヒリ語の歌詞をいれたいとかわがままを言い出して、スワヒリ語はわからないから歌えないと帰ってしまう人もいるし現場は大混乱
シンディー・ローパーが最高にキュートで、でも主張も強くて
終始不安そうでしかめっ面のボブ・ディラン
序盤、笑っちゃうくらいずっと不機嫌だなぁと思っていたけれど、あの表情は不安や戸惑いからきているものだとわかって超親近感
そして、このプロジェクトの核となる人物の一人がライオネル・リッチー
1984年AMA(アメリカンミュージックアワード)の司会をして、賞を6つ獲って、その晩に収録されたWE ARE THE WORLDのリーダ的存在
正直、このドキュメンタリーを見るまで歌の上手い有名なおじさんという印象しかなかった
でも、ここでのライオネル・リッチーのまとめ役がすごかった
即座に問題を解決し、周囲を笑わせ、潤滑油のような存在
現在のインタビューのライオネルリッチーの言葉ですごく印象に残ったのが、
彼が使わないようにしているセリフ
「わからない」と「どう思う?」
私がずっと当たり前に相槌の一つのように使ってきた言葉にここまで注意を払っている彼の考えにハッとした
「わからない」って簡単に発してしまうけれど、そこで話が終わってしまっていたことに今更気づいた
考えているように見せて実は相手に全て委ねていて、とっても無責任な言葉
すっかりライオネルリッチーに影響され、「わからない どう思う?」を極力使わないように努力している
家族や友だちに何かを聞かれた時に、簡単に意味もなく「わからない」と答えてしまっていた今までと比べると、専門外のことでも物事を考えるようになったし、なにより相手の些細な疑問も一緒にちゃんと考えていることで、自分もなんだか少し成長しているように思う
この年齢になって気づくことではないかもしれないけれど、「ありがとう、ライオネル・リッチー」なのだ
司会をして賞を6つ獲るような大スターのライオネル・リッチーには到底なれないけれど、「わからない」「どう思う?」を言わないことで自分ももっと前に進めるように思った
残りの人生は「目指せライオネル・リッチー」でいきます
そしてもう1人好きになったのはボブ・ディラン
さっきも書いたようにすごくシンパシーを感じて、一気に興味が出てきて最近の音楽はボブ・ディランを聴いている
世代も違うためあまり聴くこともなく、ノーベル文学賞を受賞した時もそんな人なんだー、難しそうな人だなー、としか思ってなかったけれど、今はもっともっとボブ・ディランの曲を聴きたい、そんな気分なのです
WE ARE THE WORLDは超有名な曲で当たり前に好きだったけれど、この曲が生まれて収録に至ったこのドキュメンタリーを見て、参加したアーティストに興味をもって好きになったし、大スターたちの人間性が見られて、とてもおもしろく、みんなにオススメしたい作品になりました
まだの方は是非これから楽しんでください♪
▪️ポップスが最高に輝いた夜
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