【7/30】パリ五輪バスケ!日本対フランス戦を観に行くっ!
こんにちは、イギリス在住のこおるかもと申します。
そうだ、せっかくイギリスに住んでるし、パリ五輪でも観に行くか、的なノリで、来週の火曜日、パリ五輪男子バスケットボール、日本対フランス戦のチケットを入手しました!!!!
チケット取ったのは2週間位前で、普通にパリ五輪のHPから5分もかからず買えました。(もしかしたらまだ買えるのかも?)
あとは、ロンドンまでの電車と、ロンドンからのユーロスターのチケットを手配するのみ。
楽しみすぎる!!!
というわけで今日は、バスケをあまり知らない方にも興味を持ってもらえるよう、バスケ熱100%の記事をお届けします。
日本バスケ界にとってのパリ五輪とは
まぁ、ぼくが言うまでもないことなのですが、今、日本のバスケはかつてないほどの盛り上がりを見せております。
日本は、ぼくが覚えている範囲から言えば、2006年に日本で開催された世界選手権に始まり、国際大会では惨敗の歴史。
そして直近の東京オリンピックでも、NBAプレイヤー八村塁と渡邊雄太を擁した史上最強メンバーで望むも、3戦全敗。
しかし、昨年行われたワールドカップで見事アジア1位を獲得し、実に1976年のモントリオール大会以来となる、48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めました。(東京大会は開催国枠での出場だった)
そして東京五輪から引き続き、二人のNBAプレイヤー(渡邊は来シーズンから日本復帰)を筆頭に、今夏からNBAの下部リーグとの契約を果たした富永啓生、河村勇輝など、台頭著しい若手メンバーを揃えた過去最強メンバーで挑みます。
今度こそ、日本のバスケが世界で飛躍する瞬間であります!
野球、サッカー、バレーに続けるか
個人的にぼくは、スポーツ、特に団体球技全般が好きなので、国内リーグも好きなのだけれど、バスケだけは、これまで日本でいまいち盛り上がりをみせていませんでした。
そもそも、日本では井上雄彦先生のスラムダンクをきっかけに、90年代後半から爆発的に競技人口が増えました。(後述するように、ぼくもそのうちの一人でした)
しかし、国内ではトップリーグとされるプロリーグと実業団リーグがそれぞれ分裂した状態が長く続き、ずっと低迷していました。あまりにもガバナンスが低いということで、FIBAから締め出される寸前までいったのです。
そんな日本のバスケ界を変えてくれたのが、Jリーグの初代チェアマンでもある、「川淵三郎」さん。詳しくは割愛しますが、前述の2つのトップリーグをBリーグとして統一し、日本のバスケ界をひとつにまとめたのです。(たった4ヶ月で)
バスケ好きには、もう感謝しかないです。
しかしそんな頃、野球ではWBC連覇など、世界一の座を確たるものとし、サッカーでもWカップ出場は当たり前、リーグ戦突破も何度も経験するようになり、バレーも女子を含め国内トップリーグが成功し、国際大会でもメダル争いの常連へ成長しました。
もはや体格差だとか、競技人口だとかは言い訳にならないのです。
少し遅くなったけど、バスケも日本が世界に誇る国内リーグと代表チームの実力を世界に見せつけてほしいものです。
こおるかもとバスケット
かくいうわたくし、こおるかもも、スラムダンクを読んでバスケを始めたひとりです。井上先生ありがとうございます。
ただ、スラムダンクに出会ったのが少し遅くて、野球少年真っ盛りだった中学生の終わり頃に読んだものだから、「高校生になったらバスケをやる!」と意気込んで、中学卒業まではがっつり野球少年でした。(ちなみに野球も、「メジャー」という漫画の影響でやってました。ただのスポ根少年。)
しかし、ぼくが進学した高校は都内でもかなりの強豪校で、試合に出るメンバーはもちろん、ベンチメンバーもほぼスポーツ推薦というバスケガチ勢だったので、当然高校から始めた、大して才能もないぼくは、3年間スタンド応援組でした。
その頃のぼくの部活動といえば、メンバー入りした後輩にシューティングのボール出しをしたり、トップチームの休憩時間の間だけコートを使わせてもらって練習をしたり(その間、監督もコーチもぼくらの練習を見ていない)とか、かなり鬱屈した苦い思い出ばかりが残っているのだけれど、それでも今でも、ぼくはあの部活の日々が好きだったし、大切な青春の思い出として残っています。
そんななかでも印象に残っているのが、いつも一緒に練習していて、とてもじゃないけどすごすぎる身体能力と、抜群のセンスと、そして尋常じゃない努力を積み重ねてきた僕らのエースが、夏のインターハイ予選のベスト〇〇を決める試合で、ライバル校のエースにフルボッコにされたこと。
まじで、どんだけ上には上がいるんだ、、、とスタンドで声を枯らしながら心底震え上がりました。
そうしてぼくらの部活動はそこで終わったのだけれど、そこから更に衝撃を受けたのが、ぼくらに勝ったその高校が、その年のウィンターカップに出場していたので、気になって見てみると、ある選手にボッコボコにされて敗退していました。
それがこの男。
比江島慎。ぼくらの世代のウィンターカップMVP。
まじで、スポーツをしていると、「どんだけ雲の上の存在なんだ」っていう、桁違いの才能に出会います。
あんだけすごかったウチのエースをこてんぱんにしたあのライバル校のエースをこてんぱんにしたこの男、どんだけすごいんだよ、、、と、当時月バスの表紙を飾った比江島慎に、もはや尊敬とかいうレベルではない、想像を絶する畏怖の念を覚えたことをよく覚えています。
そして、この男が、パリ五輪にチーム最年長選手として出場します。
ぼくはもう個人的に、あの頃スタンドからうちのエースに送ったあの声援を、この男に送って、あのとき果たせなかった勝利を味わいたい。
もうただそれだけです。
立ちはだかる最強の敵
で、ぼくが観に行くのは7/30のフランス戦なんだけど、実はフランスにはとんでもない化け物がいます。
それがこれ。もはや、これ、としかいいようがない。
もちろん名前はある。ビクター・ウェンバンヤマがそれだ。
身長224cm、昨年のNBAドラフト1位にして新人王を獲得、たった1年でNBAを震撼させた最強のセンター。
NBAは自分が高校生の頃以来もうほとんどみてなくて、実は全然知らなかったんだけど、Youtubeで見る限り、この男擁するフランスに勝てる気がしない。ごめん。
でもやるしかない。
比江島ならやってくれる。もちろん他のメンバーも全員やってくれる。
というわけで、7/30、奇跡を観に、フランス行ってきます。
みんなもよければ中継見てね。
それでは、来週は観戦記を書きますので、お楽しみに!