学習補助員を経験してから、教員になることのすすめ。
私は、現在、教員(時間講師)として働いているが
その前に、学習補助員として、約1年ほど働いている。
時間の流れは早いもので
もう、3年も経っている。
今回は、時間講師として働き始めてから現在に至るまで
「学習補助員をやっていて、本当に良かった」と思う瞬間を挙げていく。
これまでに
「学習補助員をやっていて、本当に良かった」と思う瞬間が
何度もあった。
その中でも、特にその恩恵を感じる瞬間を2つ紹介する。
まず、1番に挙げるのは
「子どもとの接し方」が分かっていることだ。
これに関する恩恵は、いろいろあるが
この恩恵を最大限に感じたのは、授業の時だ。
私は、学習補助員時代、低学年のクラスに入ることが多かった。
その当時の先生方は、ベテランの方々だったため
言葉選びや説明の仕方、話し方などを参考にして
子どもと接する時に、真似していた。
そのため、多くの子どもが理解しやすい言葉選びや説明の仕方を
それなりに体得している状態だった。
また、子どもの理解度に合わせるのはもちろんのこと
その子どもが理解しやすい言葉選びや説明の仕方を選ぶこともできた。
だから、私は、授業中の言葉選びや説明の仕方で、迷うことはほぼなかった。
また、個別指導時も同様である。
もちろん、授業がうまくいかなかったこともあるが
基本的に、授業を進めることに集中することができたのだ。
2つ目は、「授業の進め方」を知っている状態であったことだ。
記事の冒頭でも書いたが、大学で「指導法」と名のつく授業では
基本的に模擬授業をやるのだが、私はそれが壊滅的にヘタクソだった。
正直に言って、どうして私はここまで下手なのか分からないレベルだった。
ちなみに、自分なりに分析をしても、よく分からなかった。
しかし、学習補助員になった時、たくさんの授業を見ることができた。
しかも、めちゃくちゃベテランの先生方の授業で
約1年間、それをずっと見てきている。
個人的にすごく学びになったのが、授業全体の流れやリズム。
それなりにテンポ良くいかないと、子どもたちは飽きてしまうし
授業全体が、ダレてしまう。
これらの学びを生かして、「時間講師」として働き始めた1年目の時は
授業の分かりやすさとリズムの良さの両立を追求していた。
私は、大学の授業での模擬授業が
壊滅的にボロボロだった。
当時は、なぜボロボロだったのか分からなかったが
今は、なんとなく分かる。
それは、授業全体の流れが想像できなさすぎて
どうやったらいいのか分からなかったのだと思う。
もちろん、大学の授業の中で
「こうやって、授業は進むんだよ」って教えられたけど
少なくとも、私は、それだけでは入らなかったのだと思う。
「手本」を見ることで、ようやく入るタイプなのだと思う。
そう考えると、当時、大学側が熱烈に勧めていた
「小学校へのボランティア活動」というのは
意味があったのかもしれない。
ちなみに、わたしは、それに参加していない。
理由は、「面接対策のために行くだなんて、偽善的で受け付けない」から。
この辺りの話は、のちに書くと思います。笑
私は、大学卒業時、就職先がありませんでした。
そこから学習補助員を約1年やって、時間講師になって
現在に至ります。
私は、教員になることを諦めて
公務員を目指していた時期があります。
教員になることを諦めた理由は
大学の授業での「模擬授業」が壊滅的にボロボロすぎて
自分には向いていないのでは…と考えたから。
でも、学習補助員→時間講師というように
少しずつ、段階を踏んでいくことによって
私の場合は、「授業を行う」ことへのハードルが下がっていって
今、楽しく働いている。
もし、昔のわたしのような状況の人がいたら
少しずつでもいいから
段階を踏んでいって挑戦してみてほしい。
もちろん、その分の時間はかかるし
友達とのキャリア差が気になってくるかもしれない。
だけど、時間がかかった分だけの経験と実力は
真面目にやればやるほど、きちんとつくし
それらは、雇用形態関係なく、教員になったとき
必ずや、味方になる。