2024年、アジアンホラーの夏が来た!!(備忘録8月編)
先日noteにメモした7月の観たいホラー映画ですが、思いの外上映スケジュールがタイトすぎる『鎮魂歌』と『Kfc』にはこれを書いている7月25日現在観に行けていません。
『フンパヨン』『呪葬』『怨泊』『怪談晩餐』『あのコはだぁれ?』は予定通り鑑賞。
そんな中で、いよいよ8月まであと一週間を切ってしまいました。
8月も引き続きホラー映画が熱い!という事で、公開日と公式予告編をメモしていきます。8月はアジア以外のホラー多め。
前記事同様、何の情報も入れずに観たいよって方は、目次までで回れ右が吉です。
□8月2日公開:『ナイトサイレン/呪縛』
【配給エクストリームさん公式チャンネルより】
スロバキアのホラー映画。
かつて失踪事件のあった村で、夏至祭に向けて起こる異変と“魔女伝説”……。
フォークロアホラーは個人的に大好きなのでとても楽しみにしている作品。
落ち着いた冷たいトーンの画面と、儀式と思われるシーンの妖しげな光の雰囲気がかなり好みで期待が高まる。
□8月9日公開:『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』
【シネマトゥデイさんチャンネルより】
版権切れのあのキャラクターを悪趣味改変したホラー・続編公開!
プーとピグレットの他、いよいよ森の仲間達も姿を現す模様。
ゴアセンスは凄かったもののハッキリ言って単なる出オチでしかなかった前作から、まさかの大幅な評判アップに期待大。
□8月16日公開:『デッドストリーム』
【シネマトゥデイさんチャンネルより】
アカウントBANをも経験した過激配信者の今度の狙いは恐ろしげな廃墟。
カメラを回しながら怖いものなしの撮影を始めるのだが……?
監督自らが主人公を演じるPOV。明らかに禍々しい“何か”のルックと、POV、近年多彩な作品が作られている「調子乗り配信者返り討ちホラー」が大好物なので楽しみ!
□8月23日公開:『サユリ』『雉岳山(チアクサン)』『アクション・ミュタンテ(4K)』
【シネマトゥデイさんチャンネルより】
押切蓮介氏原作の漫画を、白石晃士監督が実写化!
念願のマイホームに住み始めた家族を襲う恐怖の中、主人公の少年が目にしたのは……!?
個人的にJホラーで最も偉大だと尊敬しており、ホラーに「物理的抵抗」を持ち込んだ天才・白石監督による何やら血の気の多い雰囲気にワクワクが止まらない。
原作未読のまま映画館に行きます!
【ライツキューブさんチャンネルより】
韓国映画。
マウンテンバイク好きの若者達が訪れた山・雉岳山。かつて陰惨な事件の起きたその場所で、次々と異変が――。
実在の事件をモチーフにし、韓国では上映禁止騒動まで起きたというホラー映画。
ドキュメンタリー調の下地に沿って構築される韓国ホラーには好きな作品が多いので、これも怖そうで楽しみ。
【シネマトゥデイさんチャンネルより】
1993年公開のバイオSFが4Kリバイバル上映!!
美しいものだけが権力を持つ世界で、「醜い」外見を持つ主人公らはテロリストとして徒党を組み、誘拐事件を起こすのだが……?
ホラー映画ではないが、ビジュアルや世界観のグロテスクに惹かれる箇所しかない!およそ30年の時を経て、こんな珍作がスクリーンで観られる事に熱烈感謝!
……以上、個人的に観に行きたい8月の映画です。
ホラーではないのですが、核戦争の恐ろしさを描いた有名な名作アニメーション『風が吹くとき』のリバイバル上映があるので、観たことのない方はぜひ。
(正直、この映画を観て、彼の環境と当時の知識や情勢の中で入手しうる情報を全て入手しようとし、出来うる備えを全てしようとしている主人公に対して、現代人だからこそ持てるだけの目線で「楽天的」「能天気」と断じる人とは価値観というか目線が合わないと日々感じているので、それもまた個々の感想・感受性ラインの自由とは承知しつつも、観る方は現代人としての知識を根拠にした結果論的「上から目線」を排除して主人公らの行動の全てを受け止めて欲しいと思っています)
引き続き、9月にも面白そうなホラー映画があるので、それらを楽しめるよう暑さにやられないように気をつけつつ、夏を乗り切りましょう。
今のところこの夏のお気に入り暫定一位は『怨泊 ONPAKU』です。
逆にビッグバジェットJホラーはもう、脚本の意味不明な大雑把さとかキッズ多めの環境の悪さでいよいよノットフォーミーだと感じており、悲しいかぎりです。
引き続き、皆さんの夏のホラー映画ライフが楽しく怖いものでありますように!