【日常雑記】お互いに喜べる共通点を探す!note750日目
私はこの1月から、社労士の学校MANABIYAの3期生として学んでいます。
月に2、3回、土曜日1日かけて講義があるスタイルです。
今日は、日程のうち唯一大阪で開催されるということで、ぜひリアルで参加したい!と駆けつけました。
交通費も前泊代もかかりましたが、やはり、それだけの価値がありました。
話の内容だけであれば、オンラインで聞いても全く遜色はないのですが、話されるかたの「熱」は、やはりそのかたの思いの強さが声の震動として体に伝わってくる気がします。
肌身がぞくぞくする、そんな面白さを味わいました。
今日のテーマは就業規則。
経営者側は、従業員に守らせたいことや、トラブル予防のためのリスクマネジメント的な文言を盛り込んで作りたいと思い、従業員側は、年次有給休暇など自分の行使できる権利を知るために使いたいと思う。
そこには、相反するものがあります。
ですが、経営者側でもない、従業員側でもない、「会社全体」を考えて作られた就業規則は、その水と油のように相反するものを混ぜ合わせる乳化剤的な役割をもたせることができるのだ、ということを、今日の講義で学びました。
どちら側かではなく、どちらも。
それは、ある立場では相反することがある双方の歩み寄りにも重要なポイントとなります。
売上が上がった!で喜ぶのは経営者、従業員は仕事が増えるからいい顔しない。
給与が上がった!で喜ぶのは従業員、経営者は人件費(コスト)が増えるからいい顔しない。
でも、粗利÷労働時間の人時生産性は、経営者も従業員も熱くなれる、喜べる数字だそうです。
そもそも、給与を人件費(コスト)と考えるのはアメリカ型の組織の考え方で、ドイツ型(日本はこちらに近い)では利益の分配として考えていたが、国際会計基準でアメリカ型が取り入れられたために、いまは人件費となっている。
そんな話も今日知りました。
知識を得て、それを利用することで、当たり前を崩せる、壊していける。
その強さを感じた今日の講義でした。