[見た映画003]羅小黒戦記

DVD&Blu-ray発売記念!

中国発、妖精と人間・伝統と現代が、あたたかい心で溶け合っているのに癒やされつつ、「善悪」を本気で考えてしまう長編アニメ。
この物語の世界のために、中国語を勉強している人が私の周りにもちらほら。
中国ではWEBアニメも制作されている。まだ見たことがないので見てみたい。
同じ物語世界の「藍渓鎮」(こちらは少し前の時代が舞台)もとてもおすすめ。

▽羅小黒
https://luoxiaohei-movie.com/

▽藍渓鎮
https://www.amazon.co.jp/dp/B094TTNLS4/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

[こんな人におすすめ]

・とにかく可愛いものが好きな人
・書画や建築などの中国文化が好きな人
・自然や妖精という存在に胸がときめく人
・宮野真守氏の「おいで」と呼ぶ穏やかな声はいいだろうなと思う人
・櫻井孝宏氏の「ザ・櫻井孝宏」といってもいい声を聴きたい人
・キレッキレのハイスピードのアクションが見たい人
・どこか日本の昔の風景にも通じるきれいな景色や空がみたい人

[感想]

出てくる人物が、どれも本当に魅力的。
どこか不器用で、でもまっすぐで、いとおしくなる。
自然と人間の関係性という永遠のテーマがストーリーと一体になって伝わってくる。
どこか「風の谷のナウシカ」に通じる気もする物語。

物語
ちいさな子猫の姿の妖精、世の中のことをまだ何も知らない小黒の視点で、私達はこの世界に招かれる。
ここがどんな世界なのかを、私達は、小黒とともにまわりの人物を通して見つめていく。
何が正しくて、何が間違っているのか。
観終わっても、白黒はっきりした答えはでないかもしれない。
でも、今が愛おしく、まわりの自然が愛おしくなって、世界はこんな力がひろがって良くなっていくんだろうなと思える物語。

描写
とにかく景色が胸にせまるほど綺麗。
ちょっとした動作までが練られていて、動きが見ていてとても気持ちいい。
そしてアクションの圧倒的な速さ、キレ。
映像だけでも見る価値あり。

人物
可愛い主人公から、クールな師匠、優しげな先輩、そして中華圏では圧倒的な人気のナタクまで。
ちょっとしか出番のないキャラまでが魅力的。

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