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【日常雑記】マイノリティの本音を上司が知るには?育児短時間社員の座談会というアイデア

私の会社での取り組みで、「これは他でも再現性のあるいいアイデアなのではないか?」と思うものがあったので、シェアです。

行なったのは、自部署開催の育児短時間勤務者社員の座談会です。

やり方は以下の通り。

1.時間

時間は午前中2時間ほどで、そこは業務時間とします。

可能な人はそのあと任意でランチまで、ここは昼休み。
つまり、長くても3時間です。

2.参加者

参加したのは女性6名ほど。

リアル参加をめざしてましたが、1、2名はzoom参加。

その場には主催者となった育児短時間勤務の担当者の上司で、やはり子育て中の女性も参加しました。

ポイントは、そのzoom参加に、その部署のトップである部長も参加していたことです。

3.内容

まずは自己紹介、1日の過ごし方、家族との育児家事分担割合などをそれぞれにシェアし、そこからでた話題について、意見交換を行なうスタイルです。

4.得られたもの

こういった設定、内容で行なうことで、3つのいい事がありました。

1.「人事部にやってほしい」という他力本願から、できる範囲で自部署で実施したことで、メンバーの自己効力感があがったこと


2.自部署で実施することでこじんまりとした集まりとなり、メンバー同士濃いコミュケーションがとれて、普段の業務にも良い影響があったこと

そして3つ目。

これが特筆すべきことだと思うのですが、zoomで同席した男性上司が、「こんなふうに考えてたのか、困っていたのか」と知り得たことです。

同じような状況の人、特にマイノリティな人が集まり、会話すると、zoom参加で上長がいるとわかっていても、そこには本音が出てくるものです。

それは、男性上司が1対1で面談するのでは決して出せない、出てこない本音です。

今回参加した男性上司は子がいないので、「朝がそんなにバタバタで、夜も寝かし付けまでがそこまで大変だとは思わなかった」
としみじみと語っていました。

ひとりが口にしても、その人の話になってしまう。
でも、複数人が集まって話せば、一般化されるのです。

また、自分からは口にできない人でも、その場で話がでれば、「そうそう!」と話にのれます。

この方法は、育児短時間勤務者だけではなく、ほかの職場のマイノリティの人の意見を汲み上げるのに有用ではないでしょうか。

おわりに

上司側は、もちろん、その場では聞くだけであること、出てきた意見をまずは受け止めることは認識しておくべきです。

ですが、メンバーがこのような取り組みをやりたいと言った場合、賛成してくれ、参加しようとする人は、基本的にそういったことができる人だと思います。

外部のコンサルタントやセミナーに費用をかける前に、まずはちょっと動けばできることから、いかがでしょうか。

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