全問正答率3.2%!給与デジタル払いの理解度チェックで自分の知識をチェック。
MMD研究所が、18歳~69歳の男女7,000人を対象とした「2024年9月給与デジタル払いに関する調査」の結果を公表しました。
・給与デジタル払いの認知は63.9%、全年代で男性の認知が高い
・利用意向は22.1%、若年層ほど利用意向が高い傾向
・給与デジタル払いを利用したい理由は、
「キャッシュレス化が進んでいる」
「現金を引き出す必要がない」
「現金を引き出す手数料が不要」
・給与デジタル払いを利用したくない理由は、
「セキュリティが不安」
「すぐに現金を下ろせるようにしたい」
「現金で受け取りたい」
という傾向でしたが、給与デジタル払いを知っている人に対して、給与デジタル払いに対する知識テストを行なったところ、全問正答率は3.2%という低い結果になりました。
知識テストの内容はこちら。
皆さんはいかがでしょうか?
Q1.雇用先で給与デジタル払いが導入された場合、必ず利用しなければならない。◯か✕か。
Q2.このサービスは厚生労働省の審査に通った事業者のみ提供できる。◯か✕か。
Q3.決済事業者が破綻した場合、アカウント残高は消えてしまう。◯か✕か。
Q4.必ず現金化できる形で払われるため、ポイントや暗号資産(仮想通貨)で支払われることはない。◯か✕か。
Q5.一般的にPayPayはすでにサービスを開始している。◯か✕か。
答えと正答率は、以下の通り。
結果をみると、実は、提供できる事業者が限定されていることや、決済事業者が破綻しても心配はないこと、少し難しいと思われる「必ず現金化できる形で払われる」という重要なポイントは、過半数が正解しています。
最後のPayPayサービスについては、いわばひっかけ問題。
PayPayが厚生労働省の指定を受けたことが大きなニュースになったため、「始まっている」と思った人が多かったようです。
いわば、情報をキャッチしているから、引っかかった人がいるということ。
実際は、PayPayの利用者向けホームページにあるように、まだ申し込みは受け付けておらず、2024年中のサービス提供開始予定となっています。
その一方で、「一般」ではない自社グループ、ソフトバンクグループ社員については、すでに、希望した社員にはデジタル払いがスタートしています。
自社内の運用でケーススタディをつくり、一般的にサービスを開始する予定と思われます。
ちょっとずるい質問でしたが、皆さんはひっかかりませんでしたか?
なお、その他の調査の結果はこちらです。