ジブン株式会社の設立趣意書づくりやってみた
自分自身もひとつの会社と考え、経営していくという「ジブン株式会社」という考え方。
voicyの木下斉さんが提唱されているもので、自分の人生の手綱をしっかり握っていく力をつけたいと思っている私も、「ジブン株式会社」のタグを使わせていただき、毎日発信しています。
その木下さんがvoicyで「ジブン株式会社経営のすゝめ」と「学問のすゝめ」の現代版を始めてくださいました。
その第1回が「ジブン株式会社」の設立趣意書と定款を作ろう!というもの。
この不確実不安定なVUCA時代の荒波に向かうにあたり、まずは自分自身の羅針盤をしっかり作っておく。しびれました。
社会保険労務士として開業を目指しているので、さらに重みは増します。
これは作らねばと、まずは設立趣意書を作ってみました。
放送では、SONYの井深さんの設立趣意書が紹介されていました。
「会社創立の目的」の第一条はこれです。
「一、真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」
「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」!
今のSONYにもその精神が引き継がれているのを感じます。
これこそ、会社の核。
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html
そこで私も、井深さんの設立趣意書を参考に、まずはこの4つをテーマとし、順番に考えて、設立趣意書の材料にすることにしました。
経緯(自分)→経緯(世の中)→これから(世の中)→これから(自分)。
まずは、これらを赤羽さんのA4メモ書きで1分1枚ずつ書いていきます。
まとめたのが、以下の内容です。
めいこ株式会社の設立趣意書
「育児休業制度」を知っていますか?
私は、20代の娘がふたりいますが、そのふたりが生まれたときにはそんな制度があることは知らなかったので、もちろん、利用していません。
もうふたりとも小学生になったころ、仕事を通じて、そういう制度があることを知りました。
今でこそ「育児休業制度」は報道でも毎日のように取り上げられていますが、それでも、育児のための休業制度があることを知らない人がまだまだいます。
そういった、人がより良い生活が送れるようになるための制度が、日本にはたくさんあります。
ですが、知らない人にとっては、ないも同じです。
知っていたかどうかで、もしかしたらその後の大きく運命が変わるかも知れない。
そんなのはおかしい、私はそう思います。
これまでは、縛りが厳しい世の中でした。
その代わり、守ってもらえました。
家族の言うことを聞いていれば、養ってもらえる。
会社の上司の言うことを聞いていれば、毎月お給料がもらえる。
収入はおさえる代わりに、税金は安くなり、社会保険料も払わなくて済む。
ですが、その世の中は、日本で、人口が増え、ものを買う人が増えていくという状況だからこそ成り立っていたものです。
どんどん人口が減少しているいまの日本では、世の中は、これまでのように人々を守る力はありません。
ですが、その代わり、縛る力も弱くなってきています。
そんな不安定ではあるけれど、自分の選べる範囲も広がっている世の中を泳いでいくには、自分の頭で考え、自分で動くことが必要になります。
素手で大海を泳ぐのは不安でしょう。
ですが、私たちには、育児休業制度のような国が支えてくれる仕組みが、まだ残されています。
私は、まずは、自分で大海を泳いでいく重要さと自由さを、自ら実践していくことで、世の中に波を生むひとつの力となります。
また、先駆者となることで、荒波のなかでも自分以外も支えられる力をもち、社会保険やマネーリテラシー、そしてコーチングで、絶えず周囲に手を差し伸べていきます。
会社創立の目的
一、私たちを支えてくれる最新の仕組みについて、常に情報提供し、それを自分で理解し使えるよう、サポートしていく
一、世の中を支えるために必要となっている手続き、社会保険、給与計算、税金関係の手続きを、当事者がその意味合いや重要さをしっかり理解でき、かつ、最低限の負担で行えるよう、サポートしていく
一、人間にはひとりひとり良い面が必ずある。その良い面を見つけてみとめ、つねに関心と肯定で接し、支援する
経営方針
一、不当なるもうけ主義はとらない。相手がしっかりメリットを享受できる仕事をし、そのメリットと同等以下の報酬とする。
一、あくまで個々の内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模は拡大しない。
一、当社が手を動かすのではなく、当事者が手を動かして主体的に動けるようになるための支援活動を主とする
作成してみて・・・
メモ書きからこのまとめまで、所要時間は1時間でした。
かなりノリで書いたところもあるので、後日の自分に俯瞰してもらい、ダメ出しも実施します。
会社創立の目的の3つめは、私が『7つの習慣』セルフコーチングのコーチとして立てた「ミッション・ステートメント」からとりました。
最初に木下さんのvoicyを聞いたときには、設立趣意書はミッション・ステートメントとかぶるなと思ったのですが、作ってみると、ミッション・ステートメントのほうが設立趣意書を包摂している感じがしました。
ミッション・ステートメントはふんわり抽象的でもよいと思いますが、設立趣意書はもう少し具体的である必要があると思ったからです。
また、「経営方針」の一、二は、井深さんの経営方針から拝借しました。
もうけ主義はとらない。いたずらに拡大はしない。
私も、どんなに事業が好調になっても、それを芯にしておきたいと思ったからです。
追って、定款と、SWOT分析も行なってみます。
SWOT分析はこのサイトが分析まできちんとできてよさそうなので、利用してみるつもりです。
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