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管理職の魅力が伝わるまで、まずは労働時間を減らそう!
マイナビが実施した「マイナビライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」で、管理職についての調査結果が紹介されています。
管理職(課長・部長)は、非管理職とくらべると約1.8倍労働時間が多いことが、600名強の回答により示されています。
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厚生労働省の「第12回雇用政策研究会資料」では、500人強のデータをもとに、課長相当職・部長相当職はやはり一般職員等より1.2倍以上労働時間が長いことが明らかにされています。
課長・部長の管理職は、管理ではない社員より労働時間が長い。
これは、これらの資料から確実に言えそうです。
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労働時間が長いことは、どのように影響するのでしょうか?
マイナビ調査の「昇進したくない理由」を確認すると、1番多い理由は「責任が重くなるため」ですが、4番目には「家庭との両立が困難だから」がランクイン。
20・30代の回答率が高いことから、若い世代ほどライフステージの影響で昇進を避けたいと考える人がいることがわかります。
「家庭との両立が困難」な理由は、責任の重さもあるかもしれませんが、何より、労働時間が思い浮かびます。
実際、「昇進したいと思うか?」の質問に、「したくない」と答えるのは、女性は30歳代からで、さきほどの「家庭との両立が困難だから」の回答が30代が1番多かったこととリンクします。
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・責任が重くなるため
・自分には向いていないため
・メリットが感じられないため
昇進したくない理由の上位3つのこれらと、「家庭との両立が困難だから」は、問題の質が全く違います。
どれも主観的な理由ではあり、その人により感じ方は異なりますが、「家庭との両立が困難だから」は、労働時間を減少することで、困難度合をやわらげることができます。
私自身、2020年から課長相当職ですが、昇進する前は、責任は重く、自分に向いていると思ったわけではなく、事前にメリットはお給料が多少あがることくらいしかないと思っていました。
ですが、昇進して実際に経験してみると、当たり前のことですが、責任の重さや適性、メリットは、思っていただけのものと全く違います。
管理職になったことにより得られた視野や知見は非常に大きく、なる前は知りえなかったものでした。
私はもっと多くのかたに管理職の経験をして、知らない自分に出会って欲しいと思います。
そのためにも、まずできることは、他のこと、育児や介護や自分の好きなことと両立しやすい、長時間労働ではない働き方を広げることからではと思います。