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育児を毎日の中心にできる、ごく限られた時間を支援していける制度に
以前、私が書いた育児休業給付金延長について運用変更の記事を、yu.m🩶私というRPGのゲーム実況さんが取り上げてくださり、記事を拝読しました。
「育休中は育児に専念させてあげられる世の中であってほしい」という言葉が、心からの叫びのようで、胸を打たれました。
私は、娘ふたりが生まれた時、育児休業という制度を知らず、会社も知らず、したがって、育児休業を取りそこねています。
上の娘は2月の早生まれだったため、4月に保育園に入れず、5月入園でした。
下の娘は12月生まれだったので、4月入園でした。
育児短時間も知らないありさまでありながら、なぜか就業規則だけはその時読み込んで、書いてあった午前中30分・午後30分の「育児時間」を、就業前・就業後にとらせてもらえるように交渉しました。
結果、出産前は9:00-17:30だった勤務を、9:30-17:00にしてもらったわけです。
毎朝保育園に送り、17:00に退社して18時のお迎えに間に合うように、目まぐるしい日々でした。
とはいえ、その時は、本当に毎日楽しかったのです。
娘に会いに保育園にお迎えに行くときは、それまでどんなデートでも味わったことのない多幸感に満ちあふれていました。
今振り返れば、あの時、育児休業が取れるよ、と言われていたら、私はどうしていたでしょうか。
正直、迷いなく育児休業を取ったかはわかりません。
取ることを迷う理由としては、仕事が好きだったことがあります。
また、私自身、あれもこれも多動のほうがあっているタイプなので、忙しくしているようが調子がいいということもあります。
正直、産前もぎりぎりまで働いていましたし、出産後、時間が果てしなく長くて、どうしたらよいかと悩み、慣れるまでにある程度かかりました。
でも、育児休業をとれていたら、娘たちと、その頃の時間をもっと一緒に過ごせたのです。
0歳児から保育園にいることで、小さい頃から他の信頼できる大人をたくさん知ることができ、結果的には良かったかもしれません。
でも、それは確実にそうだったかは立証できないことで、確実に言えることは、育児休業をとれば、一緒にいれる時間がもっとあった、ということです。
もっとあったらどうなっていたか。
もしかしたら早く育児休業を切り上げて仕事に復帰したいと思っていたかもしれないし、せっかくの育児休業だから、一緒にいられるかぎり一緒にいたい、と思うかもしれません。
また、そうした私の行動が、娘たちに及ぼす効果も、わかりません。
そうした「わからない」ことだらけだからこそ、制度は、本人が選んで決められるようにすべきではないか、と思います。
育児を毎日の中心にできる時間は、ごく限られています。
育児休業給付金の支援はもれなく2歳までにし、ひとりひとりが、自分が納得できる仕事との両立の方法を模索できる余裕のある制度になったら、素敵だなと思いました。