【日常雑記】TK7と格物致知、やったことでわかる自分の輪郭
不思議なもので、ひとつアンテナが立つと、いろいろなことがそれに蔦のように絡まってくることがたまにあります。
その「いろいろなこと」は、前から気になっていたこともありますし、新しく見て認知したものもあります。
気がつくのは確かに自分なのですが、とても自分でコントロールしているとは思えない。
いわば、自分の無意識のうごめきです。
今絶賛いろんなものが絡まって蔦屋敷になっているのは、日曜に致知出版社の取締役のかたから教えていただいた「格物致知」という言葉。
良い言葉で心の栄養を摂取することは大事だけれど、インプットばかりではなく、それをエネルギーにしていろんなことにぶつかって言って、ぶつかることで学ぶ、「知を致すは物を格すにあり」こそ本物だということです。
ここに絡まった最初の蔓は、今通っている社労士の学校MANABIYAから出された課題でした。
課題は自由参加型で、自分が商品として売りたいものをちゃんと価格設定までし、A4で2枚パンフレットを作るというものです。
1/27に課題が発表され、締切は3/11。
その時は1.5ヶ月あるのか、それならまず1月末までにやってみよう精神でひとつ、締切までにちゃんとしたものをもうひとつ、と殊勝な計画を立てていたのですが。
見事に、絵に描いた餅に終わりました。
でも、なんとか未提出だけは避けたい!と、昨晩の締切日に突貫で1枚仕上げて提出しました。
20時すぎまで残業して帰宅してからだったので、ほとんどかけるべき力をかけられず、「やった」ことだけが成果です。
絵に描いた餅になった理由は、平日は仕事などで、土日は勉強会で、時間がとれませんでした。
たんなる、言い訳です。
言い訳ですが、この言い訳も、突貫でもやってからいうのと、やらないままで言うのとでは、全く違うことに気がつきました。
やった場合は、どこがいけなかったかがわかります。
どこにもっと力をかけるべきだったか。
まずはもっとアイデアを広げるために、フレームワークなどを使えばよかった。
自分の中からだけではなくて、市場で求められているニーズを加味したり、例えばSWOT分析をやればよかった。
値段をつける時も、その商品に必要な工程を書き出して、工程ごとのコストを出せばよかった。
それに対する利益率も、ちゃんと根拠を考えてから計算すればよかった。
ああすればよかったこうすればよかったと思うことばかりですが、これも、突貫でやったことで、自分の真剣さが足りないことがよく分かったからです。
やらなければ、できなかったなで終わりで、こんな自分の未熟さを目の当たりにすることはできませんでした。
これが「格物致知」なのではと思ったのです。
その時思い出したのが、越川慎司さんの言葉、「インフォメーションからインサイト」「TK7」です。
越川さんは考えるだけではなく自分で動いて自分向けにカスタマイズされた「意外とよかった」を探すこと、考えて動く「考動実験」、Think&Move=TMの声がけをしてくださっています。
しかも、日々忙しいわたしたちなので、1日7分でいいからやろう!で、TM7です。
やってみれば、よかったこと、ここはもっと良くなるな、ということにぶつかる。
これこそが学び。
つまり、格物致知です。
絡まった蔦に、おお!と思った矢先、今朝のVoicyで「やったことでわかる自分の輪郭」の話を、荒木博行さんから聞きました。
『わたしクリスマスツリー』という絵本についてのお話のなかでです。
『わたしクリスマスツリー』、私は未読で早速図書館で予約して読み待ちですが、物語としては、綺麗な街でクリスマスツリーになりたかった木のお話です。
なれるチャンスが目の前に!さて木は…というお話で、詳細はネタばらしになるので差し控えますが、そこで我らが荒木マスターは、「やったことで自分の輪郭がわかる」と言われました。
やらなかったら、そのまま。
ぶつかったことで、自分のできていないところ、できたところ、自分の輪郭がくっきりとわかるわけです。
まさに、私は今回のことで、自分の真剣さに物差しがあてられ、低い数値であること、まだまだできることはいっぱいあることをつかみました。
痛みを感じることもありますが、痛みがあるからこそ、次は感じないように何ができるかを考えるきっかけになります。
これからも、私は、自分の真剣さを最大限にするということは何をすることかを考え、ぶつかって、格物致知して、TM7して、願わくば前よりは多少は大きくなっている自分の輪郭を確かめていく道を、選んでいきます。