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たとえ社会の底が抜けてても、「人は命」、居場所を作る〜宮田運輸さんのお話を聞いて
YORISOU社会保険労務士法人(HPはこちら)さんが「既知から未知へ」という勉強会の一貫で、宮田運輸さんの会長、宮良博文さんのお話を聴く機会を一般向けにも設けてくださり、行ってまいりました。
明日からすること
宮田会長の本のタイトルは
『社長の仕事は社員を信じ切ること。それだけ。』
信じるではなく、信じ切る。
そう言われても、「信じ切るなんて無理でしょ」「問題社員だっているし」・・・という心の声が聞こえてくるのではと思います。
そんな心の声は、リアルなセミナーで見事に吹き飛ばされました。
コツは「自分の良心を行動基準にすること」、そして周りを「気にしない」こと。
いまの自分の職場を、宮田運輸さんのような、経営会議が感謝と承認の場であったり、「やらなければ」が「やりたい」になるような環境にするには、まずは、LINEなどのツールを活用して、「嬉しいこと・いいことをどんどん共有する」「いいところを報告し合う」場をつくること。
まずは明日からやってみよう!と思います。
この本の帯には
「数字に囚われるな。赤字でも黒字でもどうでもええ」
とありますが、これも、そうはいっても・・・と思ってしまうところです。
でも、宮田さんにお会いしたら、本当に、「人が命」「人を分けない」「来た仕事は断らない」で、数字は気にしていないだなと非常によく伝わってきました(笑)
今日の気付きピックアップ
・自社のトラックによる死亡事項が発生し、「大好きなトラックが人を不幸にするなら、トラックをなくす」そう思った宮田さん。
フェリシモの矢崎勝彦さんに、「トラックをなくすのではなく、活かす」ことをアドバイスされ、希望が生まれたということ。
希望は重要、人の視界をひらき、強くする。
・同僚の子がトラックの絵を書いてくれることになったとき、その子が「絵は上手じゃない」といったのに、「上手い下手じゃない、がんばって一生懸命描いてくれるのが嬉しいんだ」と言ったドライバーさんの、そんな素敵なセリフをごく当たり前に口にしているところが素敵だった。
・「こどもミュージアムプロジェクト」で、子どもの描いた絵が、トラック
介護事業者の制服、健康診断のファイル、カラーコーン・・・などなどを彩ることによって、それをみた皆が優しくなる。子どもも自己肯定感があがる。
休憩室に「片付けしろ」「綺麗にしろ」という張り紙をするより、子どもたちの絵を飾れば自然とそうなる。
・「点呼」を「家族の絵が飾った手作りのタンブラーに挽きたての豆のコーヒーを注いで、無事に帰ってきてね」と伝えることに翻訳する。やらなきゃいけない、を、やりたくなる、に変えるアイデア、いろいろなことがあってとても楽しい。
・「管理職」ではなく「支援職」という。
管理はだめなところをみつけること、支援はいいところをみつけて伸ばすこと。
・「会社人」を作るのではなく「社会人」をつくる