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4/25はファーストペイデー、2年目以上で手取りと額面の違いを知らない人が3人にひとり?「勤怠」は見ておこう!
4/25、今年は木曜日。
4/1に新卒で入社したひとで、初めてのお給料日という人も多いのではないでしょうか?
そんなタイミングで、18歳〜25歳未満の正社員1000人の、給与明細見てる?どのくらい知ってる?がわかるアンケート結果が公表されました。
「脱・税理士のスガワラくん調べ」です。
まずは、どのくらいの人が給与明細をみているか。
必ず確認する、は6割強ということです。
個人的には思ったより多いですが、どこを確認しているか、が気になるところです。
必ず確認する、でも、銀行振込額だけ見ているのであれば、給与明細は確認せず口座への入金履歴だけ見ている人と同じになるからです。
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この質問と合わせてみると、ちゃんと細かく見ている人が多いことがわかります。
「給与明細で知らない控除が引かれていた」(!)という人が、なんと11.2%、10人にひとりいるのです。
おそらくは、入社のときにあれこれ書いた書類のなかに、会社の福利厚生制度の加入書類があり、その天引きかもしれません。
ですが、説明不十分のまま労働組合費が引かれていることもゼロではありません。
給与明細の下段にあることが多い「控除項目」は見るべきポイントです。
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会社が給与として支払う総支給額から、この「控除明細」に記されたものが差し引かれ、私たちの手元にくる手取りとなります。
その、給与支給額(額面)と、手取りの違いを知っていると答えた人は64.9%。
ということは、残る35.1%は知らないということになります。
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総支給額と、手取り額の違いがわからないとしたら、今年行われる定額減税がちゃんと行なわれているか、確認することはできないことになります。
給与明細は大きく3つのパーツに分かれます。
1.勤怠
2.支給
3.控除
です。
勤怠とは、給与を計算する対象期間の出勤状況や労働時間のこと。
前月16日〜当月15日までの1ヶ月の働きぶりへのお給料を、当月25日に払います、といったようなサイクルで、会社によってさまざまです。
4/1入社の社員さんであれば、上の場合だと、1日から15日までの半月分が25日に支給されるこになります。
当月1日から末日までの1ヶ月の働きぶりに対して、前倒しで当月25日に払うなんて会社もあります。
とすると、4/1入社でも、基本給はひと月分ちゃんと出ることになるのです。
ここの勤怠、出勤日数/欠勤日数や、労働時間、残業時間などの情報をもとに、支給額が計算されます。
そして、その支給額から、税金や社会保険料、会社によっては社内預金などの福利厚生制度の天引きがあって、残りが手元に来るという流れです。
全部見るのは大変ですが、あまり勉強していなくてもわかる、そして押えておいたほうがよいのが「勤怠」です。
お休みをとったら、自分の想定通り年次有給休暇になっているか、労働時間は自分で把握しているのと同じくらいか、を確認します。
勤怠はお給料の土台です。
ここが間違っていたら、もらう金額はもちろん、税や社会保険料の金額すべてに影響してくるケースもあります。
自分の働きぶりを確認し、よくがんばった!とねぎらい、次への活力とするためにも、給与明細見ておきましょう。