冬の賞与あがる?さがる?各社の予測!
11月も中旬になりました。
今年のカウントダウンが迫っています。
気になるのは、会社の業績がリアルに反映する賞与が、今年の冬はどうなるか。
その水準で、日本経済がどのくらい元気なのかがリアルにわかります。
各シンクタンクや研究所が、以下のように予測を繰り広げています。
おおむね、前年比でプラスの予測となっています。
予測には、「1人あたり」と「支給額」の2種類があります。
「1人あたり」はそのままの意味。
「支給額」は全体の支給額なので、1人あたりがあがらなくても、支給する対象が増えれば増えます。
プラス幅がいちばん小さいのは、みずほリサーチ&テクノロジーで、ひとりあたり前年比1.2%増。
同じく1人あたりがあるところと比べると、三菱UFJリサーチ&コンサルティングはなんと3.6%増で、日本総合研究所は1.8%増。
みずほを基準にすると、1.5倍、3倍の予測となっています。
支給額でみると、支給額の金額を出している3社で2.5~2.6%とあまりばらつきがありません。
やはり、人手不足や、10月にあった、働く時間が短めの人も健康保険・厚生年金に加入するという社保適用対象拡大の影響で、1人あたりより支給する人数が増える、というのは間違いない見込みのようです。
実際の結果と比べてどうだったか?
後日振り返ってみたいです。
◎みずほリサーチ&テクノロジー
前年比+1.2%(1人あたり)
・所定内給与が増加
・サービス業はコロナから回復し前年比で増加、製造業は供給制約や輸入物価高騰の影響で伸び悩み
◎第一生命経済研究所
前年比+2.6%(支給額)
・原材料価格の高騰という逆風が吹く中でも底堅い推移が継続
・中小を中心とした人手不足感がボーナスひきあげに
◎三菱UFJリサーチ&コンサルティング
前年比+2.5%(支給額)
前年比+3.6%(1人あたり)
・コロナ禍から本格的に回復が見込み
・改善が続く企業業績、堅調な雇用情勢がボーナスを押し上げる
◎日本総合研究所
前年比+2.5% (支給額)
前年比+1.8%(1人あたり)
・年末賞与としては2年連続の増加
・海外展開している大企業では円安による為替差益、中小企業では円安・資源高による原材料コスト増が収益を圧迫。企業規模間の格差がさらに広がる可能性。