セスナの免許を取ろうとしている、62歳を応援したい!
私のことではありません。
現在62歳の私は、2年前の帰郷の際に普通自動車の運転免許を取るかどうかでさえ、さんざん迷ったすえにやめました。
学生時代に運転免許を取得して長い間保持していたのですが、40代になったあるとき更新せずに流してしまったのです。仕事が忙しくて役所に行く暇がなかったからですが、「東京にいるかぎりもう車は必要ない」なんて、自分の都合の良い方に判断したからです。
全くのペーパードライバーだったわけではなく、30代のころは週末ごとに遠出をして楽しんでいました。高速道路だって運転できますよ。
それでも20年のブランクは新たに免許取得をためらうのに十分な時間でした。体も衰えているのを自覚していましたし。普通、首を捻って後方確認しますが、首が回らなくなっていたんです。横の人の顔は見えますが、身体ごと捻っても後ろは見えない。視界の隅をよぎるだけ。これでは、危ないでしょう。
瞬発力もダメでした。咄嗟の判断が自信ありません。よく、ブレーキとアクセルの押し間違いという話を聴きますが、他人事ではなかったです。
そんなわけで、普通自動車免許取得は諦めました。
歩いて行ける範囲で生活には不自由しないので、特には必要ないですから(←強がり!)
※※※
そんなこんなで、
故郷に帰ってきたので、同級生との交流なんてことも増えてきたんです。
今や地元の名士(?)ぽくなった男子生徒が血圧の話をしていました。
「125/75超えたらダメなんだ」
(※※この数値は間違えているかもしれません)
高血圧の目安なら130/80くらいかなと思うんですが、何のことでしょう。
「セスナの免許取る訓練」
とのこと!私の同級生ですよ。還暦過ぎてセスナの免許を取ろうとしている人がいることに驚きです。練習許可をとるために血圧や尿、心電図その他をチェックしないといけないんだそうです。
練習にも何万もかかるし、身体検査も何万もかかる。
何のために……
当然ながらそんな疑問がわいてきます。
シンガポールに彼女がいる……という噂はどうやら本当だったらしい、と結論するよりありません。
免許とったからってシンガポールまで行けるのでしょうか?ということはさておき、
どんだけ前向き?
お金と時間と忍耐力をつぎ込んで、
人生を楽しんでいるタイプだね。
頑張ってくれ!
60代の希望の星!