すべての公立小中高休校の要請
19:00すぎの職員室。同業者からのLINEメッセージを見た同僚の一言でそのことを知った。
「Yahooニュースが大変なことになってる。来週から公立の小中高の休校要請が出たらしい。」
急いでYahooを開いた。
ほんとだ…。しばらくして、わたしのLINEにもそのニュースに関するメッセージが届く。
わたしがいちばんに思ったのは「授業が終わらない!」だった。わたしは今、社会科を教えているが、3月の修了式まで残り8時間ほどでやる内容を煮詰めているところだった。もし、来週から休校なのならば、その準備はすべて水の泡になる。
職員室の同僚たちも驚きを隠せず、「そんなの困る!」と口々にした。中には、「要請だから、受け入れないこともできるのでは」なんてことも言っている人もいた。
おそらく明日以降、県教委と市教委の決定が下され、本校の管理職も何らかの決定をするだろう。しかし、そこで働くわたしたちはまだ、何も知らないのだ。
要請を無視して学校を開くのか。
春休みが前倒しになったとして、失われた授業はどう補填するのか。通信簿などは家庭訪問して渡すのか。
入試に関わる登校はどうするのか。卒業式は実施するのか。
家庭訪問の予定があったので、もう帰宅したが、なんとく落ち着かない。子供も保護者たちもきっと同じだろう。
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