麻弥

散歩だ。旅だ。星空だ。気ままにゆきたい。音楽と。感性豊かに創りたい。

麻弥

散歩だ。旅だ。星空だ。気ままにゆきたい。音楽と。感性豊かに創りたい。

最近の記事

日記帳

幼い頃からずっと 「今日の出来事」について 記録することが好きだった。日課だった。 去年の今頃なにしてたっけ、 あれは去年のいつ頃のことだっけ、 そうやって振り返ったとき その記憶を蘇らせるための材料となる 記録を残すことが大好きで あらゆる出来事を 日記やスケジュール帳に漏らさず書き残していた。 その出来事とともに その時の感情ももちろん書き残してあった。 「今何を感じたか」それは今ここにしかない 貴重なもの。そして儚いもの。 その感情を言葉にして書き残す。 今日の日付と

    • 朝に散歩をしてみたら。

      朝散歩をついに実行してみた。 散歩自体は大好きだけど 朝起きてすぐ、、しかも朝は忙しい、、 となかなか億劫になってできていなかったことをついに。 夜中の雨と雷の音で熟睡できずに 眠たいまま でも今日からやると決めたから。と 半ばぼーっとしながら軽く着替えて家を出てみた。 朝起きてから1時間以内に15分〜30分の散歩をする。 うぐいすがそのうたごえで ついに春の訪れを告げている。 雨上がりの景色が広がる。 空気中の霞も綺麗に洗い流されて 柔らかい草も春の初めの花も 雫を纏っ

      • ただ、雨が降ること。

        今日もおしごと。 朝から雨がしとしと降っていた。 目が覚めて窓の外を見やると 芽を出したばかりの若い色した葉っぱたちが うっすら白い霧の中で雨に濡れている。 雨はただ、 ただ、降っていた。 雨だ。嫌だ。って思うこともなく 雨をただ雨として 今日をそのままとらえられる 私になりたい。 そんなこと思いながら 晴れた日を思いながら 雨の1日を生きてゆく。 雨はただ、降っている。 なにを思う。わたしは雨になにを思う。 緑が美しい春。の雨。

        • わたしの憧れなんだっけ。

          今日もあの人にはなれない。 あの子みたいにもなれないし 私は私のまま眠ろうとしてる。 私のままで あの子に憧れてあの人の感性に憧れて ああなりたいと願って手を伸ばしても それはどこか真似事でやっぱり自分のものではない。 いつまでこんなに まだ来ないいつかのこと考えてるんだろ。 小さい頃 自分っていうものが心震わせたものは なんだったっけ。 海外に憧れて 憧れのカナダの部屋の写真を部屋の壁に貼ってたっけ。 シンガーソングライターになるって夢見て 若いうちがいのちだって信じて

          風がまた連れてきた。

          みんなどんな明日を描いているんだろう。 久しぶりに乗る電車。 出発を待つ間ぼんやり眺めた窓の外。 春分を待つ3月初めの暮れかけの空の下のホームを 学校帰りの学生たちが今日も日常を歩いてく。 いつもの仲間といつもの部活を終えて いつもの家にいつもの時間に いつものおやつを買って。帰る。のかな。 これはいつもの日常で 今日とおんなじような日が来るんだと また明日もおんなじような日が来るんだと その中で悩みを見つけて、刺激を求めて 不満を抱えて、他愛もないことで笑って 今日がま

          風がまた連れてきた。

          雪になれない雨の音。

          雨の音。窓の外で雨が降ります。 久しぶりに聴くその音は夏の最中に聴くその音とはまるで別物。 ちゃんと屋根を叩く音が聴こえる。 雪になれない雨の音。 眠りにつく少し前 布団の中で窓の外の雨音に耳を傾け ひたひたと喜びを感じた。 ちゃんと春に向かっている。 冬が嫌いなわけではなく 雪が嫌いなわけでもなく でも湧き上がる春への期待。 別れの季節。 苦手だった春を いつから待つようになったのだろう。 四つの季節。 季節が移ろおうとする、その時期にだけ 感じられるもの。 次の季

          雪になれない雨の音。

          満月の夜に。

          今夜は満月だって 知りながらわたしは灯りの下にいます。 消したらそこは闇の中で、光に照らされる わたしの居場所になる、はずだ。 月が、大好きな月がわたしをきっと包むのだろうけれど。 わたしはわたしでなければいけないの。 あの子にはなれないんだぁ、真似事しようとしてもさ、うまくいかないんならやめよう最初から わたしはわたしでひかれるはずなの。 わたしはわたしの好きなものたちを愛し、 ここの道を進んでいくの。 極めよ。丸より点のほうが つづきがありそうですきなんだ、けど、 点

          満月の夜に。

          今日も。

          いつの頃からか 何かにならなければ。 と漠然とした焦りを感じて生き始めた 仕事の時間は仕事に捧げる それ以外の時間、仕事の休憩中や休みの日を いかに無駄なく過ごすには、、、 とひたすらに考えながら 時の流れに焦りを感じてきた 時間を無駄にしたくない。 後悔したくない。 とただひたすら思い続けてきたのだと思う そしてその日々の中でふと思ったのだ 私は今この瞬間を楽しめていない 何かしなければと焦り 何かにならなければと焦り 焦りつつ過ごした時間に 何も生み出せなかったと焦

          今日も。

          夜のそと。

          夜のそと。 虫の静かな鳴き声と 森の中で時たまかさっと音がする。 ひんやりと冷たい空気。 空にはおっきい明るい月。 木の隙間から。 いい匂いがする。 思い出すのははっきりした記憶ではないけれど 感情。 足元で落ち葉がかさかさとなる。 ひとつひとつ。想いも。音も。匂いも。 ものすごく日常の中を丁寧に音を立ててその音をひとつひとつ聞いてかみしめる。 思い出したり、また新たに芽生えたり。 人が近くにいなくても話せる時代に。 想えることは少なくなったのか、その想いの強さは弱く

          夜のそと。

          全部、全部引き連れて。

          間違えたあの人の手さえも離さずにいたい。 正しいことをしようと、選ぼうとしている。何かを選択するそのとき。 間違いじゃない方はどちらなのか、もちろん楽しさやどちらの道が正解か、と考えながらも とにかく間違えないように、と考えながら選択している自分はいる。 さて正しさとは、なんなのさ、誰の決めた正解なのさ、と思う時がある。常識的に明らかに正解、それは間違い、という答えの白黒つくものもあるでしょう。でも白黒つけられない、どちらが正しいのかわからない、いや、みんなが正しいと思

          全部、全部引き連れて。

          にんげん。どうぶつ。

          日々いろんな思考が頭の中を巡り巡り巡りゆく。 数でいったらどのくらいになるのかわからないけど、毎日おんなじような思考の癖があるんだろうな。少しネガティブ気味のわたしの思考さんは今日もぐるぐるぐるぐる止まることなく巡ってた。 ふぅ。疲れたな。そんなふうに感じた時にふと、家で飼ってる犬と猫のことを思う。彼らを見つめる。じーーーっ。 いいな。こう、なんだろな。清々しい。清い。澄んでいる。濁りのない、少し眠たそうな目。わたしの気づかないような小さな音に反応してきょろきょろしたり

          にんげん。どうぶつ。

          誕生日だね。

          今日は2番目の兄の誕生日。おめでとう。もう26歳だって。誕生日の夕飯の会話もまるで変わったね。子どもの頃と。そりゃそうだよね。いつのまにか大きくなってたね。 あの頃の、小さい頃のお誕生日もちゃんと覚えてるよ。どれがどれかはわからない。ちゃんとって言ったけどそんなにちゃんとでもない。 でも感情で残ってるよ。あの時の気持ち、あの時感じていたこと、見ていたものたち、抱いていた思いたち、残ってるよ。 まるで昨日のことみたいにそれはちゃんとここにある。いつでも出てこられる。今日も

          誕生日だね。

          風の匂い。

          今日の昼下がり。 換気のために開けられた窓からついに春の風が入り込んできた。                                                       「春の匂いって分かります?」 「春の匂い、わかるよ。すごくわかる。あるよね。季節の匂いって。」 わたしはなんだかじんわりうれしかった。           こういう、目に見えない感覚、感性みたいなものをわかり合えると、なんだかうれしいもので。 感じる人と、感じない人がいるらしい。

          風の匂い。

          早咲きの桜。

          2月。 早咲きのこの桜を見て去年の今頃は、、と思い巡らす。 時の流れって、大人になるにつれて早く感じられるものなのかな。 1年前の出来事がつい最近のことみたい。 でもまだ2月。 春が来たかと思えばまた冬の上着に温もりを求めて過ごす日々。 早咲きの桜というのは、こんな中に咲くものなのか。                         茶色の枝にふんわりとピンクの花がくっついて、風に揺れて、地面の端っこの吹き溜まりのところに、散った花びらが少しずつ増えていく。 いつぶり

          早咲きの桜。

          冬キャンプをしたんだ。

          影響されやすいわたし。もともと興味があったキャンプ。完全にはまったキャンプのアニメ。よし、キャンプしよう。そうしてわたしはキャンプした。いざ。 憧れと現実は違うって、よく言うけれどさ、たしかにそうだわってこういう時に感じるんだ。焚き火、料理、家での快適な生活の中ならあっという間に進んでいくことたちも、ひとつひとつつまづく。でもそんなことも楽しみながらキャンプできたら、それは、それでいい。それが、いい! もう辺りは真っ暗。木に囲まれたテントサイト、見上げると星空。オリオン座

          冬キャンプをしたんだ。

          毎日続く。一回きりが続いてく。

          朝が来て、目覚ましに起こされ、いつも通り支度して、仕事に行く。日が暮れて、帰宅して、いつも通りのことを済ませて、夕飯を食べる。 そんな毎日が続いていく。 そんな中に生まれる会話。今日もたくさん会話して、いろんな言葉を使ったな。その中のひとつここに。 "人生一回だけだから。" 知っているけれど、忘れながら過ごしているようなこのことが、続く日々の中、今日の会話に現れた。そう、過ぎた時はもう来ない。今日も一回、もう来ない。そう思うと、逃すのが怖くなる。大事なものは、失うこと

          毎日続く。一回きりが続いてく。