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本が読めなくても仕方ないじゃない、日記2023年年末〜2024年年明け

12/21(木)
大変な一週間であった。
まず、前回の日記の最後に書いた某病気はちょうど週末のため病院に行けずかなり悪化し、裏では仕事にもまあまあ影響があった。幸い今は周りが大人の方ばかりなので、事情を知っている方は仕事の調整に協力してくれたり、事情を知らない方も恐らく何らかの事情があるんだろうとそっと許してくれたりして(たぶん)、表向きはずっと通常運転できてありがたかった。週明け、病院にも無事に行けて、薬を飲んだら即鎮静化。はあ、しんどかった。薬の副作用で高熱が出るかもと言われたけど、ありがたいことに何もなかった。そもそもわたしは、コロナのワクチン接種ですら副作用ゼロであった。京都の病院、わたしと同年代かもう少し下くらいの女性の先生にかかることが多い気がするんだけど、なんかみんな発言がおもろい。
会議二つ、市場、それから店、合間に楽しい飲み会もあり、そして店は年末らしく毎日ずっと忙しく、本当にありがとうございます。火曜日の市場では、これは一群でぜんぶ買いたい……と思う出品がありがんばってだいたい落札した。すぐに一冊一冊チェックしていたら、やはり買っておいてよかったという流れのものであった。資金の関係で端から買えないもののほうが多いかもしれないが、意外と買える値段のもののほうにも逃したらもうなかなか出ない、というものもあったりするのがおもしろい。お金を使うことに罪悪感を感じる人とそうでない人が根本的にいると思うが、古本屋になる前から、わたしは買い物が大好きである。お金は死ぬまであればそれでいい。
週末から始まる阪神古書ノ市も、主催の古本屋さんがわたしの体調を考慮して、さらに運送屋さんが他の仕事をまきで終えてくれて当日搬入できるよう手配してくれたので数日時間が出来た。感謝。涙
今日は久しぶりに店番。仕入れたてほやほやの美術書を、常連さんが「このあたりごっそりもらいます」とまとめて買ってくれたり、海外からの一時帰国中に立ち寄ってくれたという方が「個人的にささる本ばかりで……」とこちらもまたまとめ買いしてくれたりしてうれしかった。今週は他にも、配送が必要なほど買ってくれたりした方もいて、棚がすかすかになってしまったので早速仕入れたばかりの本を補充する。並べてみたらやっぱり店の棚にしっくりきた。うれしい。年末は日本の古本屋の注文もふだんの3倍くらいで発送に追われている……。作業が長引いたので、夜はラーメン。

12/22(金)
高校生になっても頑なに「今年もサンタさん来るかな〜」と言っていた娘、「大人にはもう来ないと思うけど、ヴィヴィアン(・ウェストウッド)の時計買ってあげよっか」と言ったらあっさり手のひらを返していた(結局おばあちゃんが遅めの誕生日プレゼントとして買ってくれたのでわたしはジェラピケの寝具一式を買ってあげた)。0歳のときから枕元にプレゼント置いていたから16年間のサンタ役、卒業の瞬間。そう思うと子育て期間て本当に短い。20〜40、50代っていう人生的にもかなり重要な時期とかぶるから、長いといえば超長いんだけど。そういえば娘が小学校低学年のとき、娘は朝起きてサンタさんからのプレゼントに添えられた保証書を見て一言、「サンタさん……エディオン円町店で買ってはる……!」と息を呑んだりして独特であった。サンタもサンタでおとぼけである。たしか当時はもうすでに元夫とも別居していて、わたしの収入も心許なく、そのプレゼントもがんばって買った思い出。お金ないのに子ども楽しませようとがんばってた30代前半のわたし、本当はさみしいだろうにわたしとめちゃくちゃ楽しく、だけど本来の感受性はそのままですくすく成長して暮らしてくれてる娘、客観的に見たらふたりとも健気で泣けちゃうね。あんなにお金がなかったのに、店はもう閉めてふつうに就職しよう、とかではなく移転しよう!てなった自分もなかなかである。移転のとき、改装を一手に引き受けてくれた方、引っ越しを手伝ってくれた方、みんなに今もものすごく感謝している。当時はお金も今よりさらにぜんぜんなくてあまりちゃんとしたお礼もできていない。あのあとすぐに自宅の引越し(このときも追い出されての引越し……)、娘の中学受験のための塾通い(結局ふつうに公立中に行ったけどめちゃよい学校やった)、と乗り切れたのでたぶん移転はよかったのでしょう。なぜか外からいっさい苦労が見えないタイプらしく、「離婚しても生活レベル変えないのは都合よすぎる」と言った友人とはだんだんと疎遠になってしまった。今考えても意味がよくわからない……。離婚を期に離れていった友人は実は多かったけど、この数年でたぶんそんな風潮もだいぶ変わったんだろうな。いいことです。あのときの引越しはとにかくお金がなくて家具もだいたい前の家からそのまま持ってきたけど、今回はもう、ぜーんぶ一新したい。
夕方、運送屋さんに荷物を取りに来てもらって阪神百貨店へ。設営、終わらなかった……。ホテル泊。

12/23(土)
無事に開店前に設営終わり、歳末阪神古書ノ市初日。レジ当番です。朝からものすごいお客さんで、レジも忙しかった。去年一度消滅したのに、お客さんからの問い合わせが多く復活した歳末古書ノ市、ありがたすぎる。参加店の気合いもチームワークも毎回ものすごい。今回は会期途中からみんなで300円均一コーナーを作るが、そういうことも意外とやろうとするとまあまあ大変な気がする。歴史と積み重ねやなあ。
阪神の地下に新しくできたマルエフのビールスタンドがほんまに美味しい。すでにめちゃくちゃ通っている。ワンサードのマイルド注ぎがおすすめです。

1/1(月)
明けましておめでとうございます。2024年のスタートです。朝から頭頂部に一本の白髪を発見。大騒ぎしながら娘に抜いてもらう。今年もあれやってこれやって、と意気揚々していた気持ちが一気に萎える。今までなかったのにな、白髪。
年末はもう、日記の途絶えぶりを見てもお分かりいただけるように記憶があまりないくらいに忙しかった。29日まで続いた歳末阪神古書ノ市は最後まで盛況のまま終了。わたしはガラスケースに並べていた本がすべて売れ、さらに最終日には19世紀イギリスの洋書が旅立ち、なんだかネクストステージという感じがした。
京都古書組合で担当していた行事、餅つきも楽しく終了し、年末の飲みもとても充実していて忙しいながらも毎日楽しかった。店はちょうどクリスマスイブに店番できたが、常連さんがたくさん来てくれたおかげでほんまにいい一年の締めくくりになった。そしてそのバタバタの中、年末ぎりぎりに飛行機のチケットも無事に取れ、急遽茨城へ帰省(飛行機搭乗もぎりぎりやった……)、からの今です。
2023年はとにかく働いた一年だった。数年前、たしかちょうどコロナとときを同じくして密かに仕事上の挫折というか諦めというか嫌な気持ちになることはもうやりたくない、みたいな出来事があり、この数年は新たなフィールドを求めて、というかもう、子どもも養わなあかんし余計なことは考えずにとにかくひたすら自分の仕事をしよう、と決めてひとりでできる古本仕事に集中して動いていた。なんとなく、その集大成というような一年だった気がする。今年はまたもう少し、次のやり方を模索したい。勉強したいこともたくさんある。
元旦は朝から実家近くの海へ。お天気よく、一部しか営業していない魚の市場に県外ナンバーの車がたくさん来ていて、何もしていない人がにこにこしながらたくさんいていい感じだった。春みたいにあったかいお正月だ。年末にゲットしたジェラピケの部屋着がすごくよかったので、白髪事件でテンションも下がっていたことだしセールを見かけておいピケ(追加でさらにジェラピケを買うの意)。もう家ではずっとジェラピケを着ていたい。ほんまに気持ちいい。
いつの間にか91歳になっていたおばあちゃんに会いに行き元気であることを確認し、午後はソファでごろごろ……と思っていたら夕方大きな地震。あまりにも長く大きく揺れるので少し酔った。そして北陸の被害が大きいらしい。大丈夫だろうか。とても心配な方がちょうどいちばん被害が大きそうな場所にいるが、わけあってもう二度と連絡が取れず、そもそも最後に会ったときも90歳を過ぎていたのでもしかしたらもうこの世にもいないかもしれない。あの辺りは本当によく行っていたし、その二人のことも大好きだったので、正直言うと離婚はあの二人に会えなくなることだけが心残りだった。大丈夫だろうか。もう会えなくても、最後までずっとにこにこしていてほしい。
夜は弟家族もやってきてみんなでめちゃくちゃ飲む。わたしの特製焼きおにぎりが子どもたちに人気やった。めちゃくちゃ飲む人しかいない一族である。

1/3(水)
昨日は父、母、娘と日帰りで福島の三春へ。初めて行った高柴デコ屋敷がすごくよかった。娘は玉こんにゃく初体験。ふだんは学校が週6であるし、わたしも忙しくてなかなかずっと一緒にはいれないけれど、ほんまにかわいくて賢くてやさしくて楽しくて、いい子やなあ。ずっと一緒にいるとますます思う。玉こんにゃくは体の芯からあったかくなってほんまに美味しかった。
北陸の地震の被害が本当に大変そうで、よく知っている古本屋さんも多く心配。さらに昨日は羽田空港で大きな航空機事故まであり、わたしたちがよく使う茨城空港がSNSのトレンドに。戦争はまったく収まらず、何もできないのに日々SNSには戦場の様子が流れる。小学生の頃にテレビで見ていた湾岸戦争のニュースも相当なショックだったが、子どもの頃は、こんなに殺伐とした未来が待っているとは思わなかった。自然災害、事故は人と人が助け合わないといけないが、その助け合いですらスムーズには行かないようになりつつあり、戦争、ジェノサイドにいたってはまだそこにいるのかという感じ。人間関係でも、ついつい話が通じない人には最初から話すことを諦めてしまうが、対話を放棄したその先に待っているものってなんなんだろう。どうしようもないトップで全体がとことんまで最悪の道を進んでしまうことは多くの歴史が証明しているが、なぜいつまでたってもそこになんらかの力を感じてしまう人がいるんだろう。わたしにできることってなんだろうって、なんにも見えてこないけれどずっと考えている。
話すことを諦めた心配事が、実は身近にもある。しかし相手もいい歳をした大人であるし、相手が心を閉ざしているうちは、本当にどうしていいかわからない。そもそもわたしの思う正しさや幸せが、ほんまにいいことなのかもわからない。たぶん一般的なものからはあまりに外れすぎているし、わたしにだけは言われたくない、と思われている部分も残念ながら多々あるであろう。
初夢は、二日連続で財布を盗まれる夢を見た。以前財布を盗まれる夢を見たときは、翌日9万円の臨時収入があったのだが……。楽しみである。
女子高時代の友だちとロイホでビール飲みながらランチ。ほんまに楽しくて、笑いすぎて疲れた。わたしの今と今までの人生を、唯一全て話せる友だち。しっかりやっていることも人としてあかんところも共感できないところも、ドン引きしたり変に受け取ったりせずに理解して受け入れてくれる友だちってとても貴重。女子高の楽しさって、本当に信じられないレベルの楽しさなので、ぜひ一度味わってほしい。娘も女子高なのと言ったら、友人もそれ正解、と言っていた。ああ楽しかった。
夕方、お父さんたちと合流して地酒スタンドへ。よく飲んだお正月。なんだか高校時代が懐かしくなり、水戸駅のマリクワでポーチとアイシャドウを買う。マリー・クワントさんは昨年亡くなったそう。質もいいしかわいいし安いし、なんだか今またハマりそう。

年末に見てよかったNetflixメモ。
「ラストナイト・イン・ソーホー」、好きすぎる。可愛すぎるし、こわいし、そしてこれもまたMeToo。女性の成功を阻む、それからそれをエサにする、今も昔もいわゆるガラスの天井がいかに多くて強固か。強いこと、野心家であること、戦えること、それから弱いこと、それらがぜんぶ両立することは何もおかしいことではないはずなのに。自営業の世界はある程度実力主義なので普段は気楽にできる範囲のことを楽しくやっているが、自分の行動がこれからの女の人たちの道を狭めないように、ということはよく思っている。あと、呪いをかけない。結婚や対男性への態度など、「◯◯しないといけないよね〜」という同調圧力は(男女問わず)意外とボディーブローが効く。気にしていないと思っていてもやっぱり気になる。呪わない。足を引っ張らない。全員がしなきゃならないことなんてそんなにない。いい歳をしたわたしたちは肝に銘じたい。
そしてわたしの中で、ラストナイト・イン・ソーホーの回収のようなテーマに感じられたのが、「フェアプレー」。金融の世界はこわいな、というのが一番だけど、なんだか身につまされすぎるストーリー。現代のわたしたちは弱い立場であると同時にそれがまたあっという間に逆転もしうる。成功したわたしたちが受ける批判は、果たして男性相手でも同じように言われることなのか?そして逆に、そうやって強い立場になったとき、わたしたちの振る舞いはホモソーシャルを完ぺきに拒否できるのか?意外とリアルかもしれないと思わされるラスト、賛否両論かもしれないけれどわたしは最高やった。もう、用はない。てほんまにそうやで。舐めんといて。みたいな。ある意味二作ともホラーでとてもよかった。

1/9(火)
今年の仕事初めは5日、理事会の会議後、夜は新年会。美味しいものをゆっくりたらふく食べて、楽しい夜だった。とてもよいメンバー。今年もたくさんの人とたくさん会話を重ねたい。
店は連休初日の6日土曜日から。毎年成人式近辺の週末は暇なので開けることすら迷うのだが、今年は連日なぞの大忙しだった。お客さんで店内ぎゅうぎゅうの時間もあり、常連さんも驚いていた……。本当にありがたいことです。良いものがたくさん旅立つ。ときどき、最初はすごく好きだったのに、だんだんとその店主さんのセンスや知識が薄まったような、諦めのような品揃えになってしまう店がある。それは否定ではなく、いかに自分の売りたいものを売ることが難しいかということやと思う。わたしも「◯◯は最近ないんですか?」とたまに聞かれるが、売れないものは余裕がないとそんなに仕入れられない。そもそも古物は、その仕入れすらコントロールはなかなかできない。良いと思うもの、必要だと思うものを並べ、それを良いと思ってくれる方が買ってくれるというのはほんまに奇跡だ。なのでぜひ、ずっと続けてほしい、続いてほしいと思うものは買い続けてほしい。
年末年始に溜まってしまった通販の発送も無事に落ち着き、昨日は友人のご紹介でなんとも楽しい買取へ。わたしも2時間でこんなに捌けるようになったのか……という量を、友人夫妻のお手伝いのおかげできっちり捌け、感慨深くなったりいま抱えている荷物の総量にあ然としたりなどする。
年が明けてから実はうっすらずっと元気がなく、生まれて初めて夜もあまり眠れない。思い当たることをいろいろ考えてみるけど、更年期か、もしくはもしかしたら、月末の大きな市場が相当プレッシャーになっているのかも。組合に入って三年、理事になって初めての大市。わたしが何かしたところでどうにもならないことは重々分かっているんだけど……。インスタを見ていたらなぜかキャバクラで働く女の子の動画が出てきて、見てみたらバースデーイベントの売上立てるためにものすごいプレッシャーの中かわいくすてきに堂々と働いていた。派手な世界で誤解もされそうだけど、ほんまにすごい。プレッシャー、なんかちょっと共感してしまう……。
能登半島の地震、日にちが経てば経つほど明らかになる被害の大きさがものすごい。作家の吉村昭はその取材力に定評があるが、昔『三陸海岸大津波』という本を読んだ直後に東日本大震災が起きて、想定外と思われていた津波の高さ、被害の大きかった地名含めあまりにもその本に書かれた被害と似ていて驚いた。その前に群発していた小さな地震まで同じだったから、震災の2日くらい前には地元の母に「大きな地震が来るかもしれないから気をつけて」と電話をしたりしていたほど……。吉村昭の本では明治時代と昭和初期に起きた三陸沖の大地震と大津波について詳細な取材をもとに書かれていたが、おそらくメディアなどあまり発達していなかった時代で日本人の意識にあまり残っていなかったのであろう。しかし今、この令和の時代に全貌がまったく掴めないというのは……本当に心が痛い。SNSを見てもどうでもいいまっとうそうな意見ばかりでなんの役にもたたないな。非常時に急に出てきて、困っている人、何かをしようとしている人をばかにしたり諭したりしようとする人って一体なんなの?ていうか、一体何がこわいの?と思ってしまう。どんなに他人の行動を制限しようとしたって、自分の人生は一歩も動かないことにはやく気づいたらいいのに。
古書組合でも募金箱が設置されることに。心配している人たちの状況はまだ分からないけれど、劣悪な避難所の様子が報道されるたびに胸が痛い。
夜がぜんぜん眠れないので昨夜は夜中に見逃していた大河「光る君へ」の初回を見る。最高……!!キャストも素晴らしすぎる。子ども時代の藤原道長がドヤ顔で自分の名前を地面に足で書くことにわたしも「で?」と思っていたが(光源氏のモデルとも言われる道長はめちゃくちゃ魅力的でかわいいということを考慮してもなお、で?と思う笑)、それに対して子ども時代の紫式部が「名前よりも漢文を書いて」とかわいく返すのが最高であった。わたしは最近、そういう要素にサブカルを見出している。なんのことか分からないと思うけど、マヤルカが目指すサブカルの要素もそこにある気がしている。これから毎週日曜日が楽しみ。
年始最初に見た映画「カモンカモン」、とてもよかった。おじさんと甥っ子の話なんだけど、単なるバディもののよさは触りだけで、全体を大きく包み込むようなフェミニズム的な要素がほんまにほんまに最高やった。「賢くて、風変わり」な男の子を育てながら精神的な病気とたたかう夫も支えるホアキン・フェニックスの妹の聡明さと熱っぽさがほんまによくて、感情的であることと論理的で理性的であろうとすることは当たり前に矛盾しないんだということを改めて思った。

以下引用。

母たち:愛と残酷さについて
ジャクリーン・ローズ

母は個人や政治の失敗
あらゆる問題への
究極の生贄であり
すべてを解決するという
不可能な任務を負っている
社会や我々自身の
最も厄介な重荷を押し付けている
母親は人生の困難な暗部に
直面せざるを得ないのだ
なぜ物事を明るく無垢にするのが
母親の役目なのか

ほんまに、ほんまにその通りでは?まさにケアに関するフェミニズム的な課題。お母さんて人間のこんなところまで直視せなあかんの?て、お母さんみんなが一度は思っていそう。自分のことなら見ないふりもできるんだけど。そしてそんなときは大抵、導くべき方向もわからない。こんなやさしくて静かで、なのにつらくて切なくてあったかい映画の描き方があったなんて。ホアキン・フェニックス、よすぎる〜〜。何重にも考えさせられて、自分のことも周りのこともちゃんと考えてやさしくして信頼していいんだ!と、思える映画だった。
おそらくプレッシャーのため頭の中がずーっと休まらずざわざわしていてまったく本が読めないが、あまり気にせず今は映画でも見よう。積ん読にプレッシャーを感じる方もいるかもしれないけれど、図書館と違って返却期間のない自分で買った本なんて、別にすぐに読まなくてもいいじゃない。だけどそれを理由に購入を見送ると、意外と次に探しても、手に入らない本も多いですよ!要注意!

1/10(水)
夜中のNHK鑑賞、大河の次は、プラネットアース。最高。ジャコウウシとオオカミの対決、もののけ姫だった。野生動物、表情や息づかい、足先まで意志に満ちている。
定休日の昨日は仕事で大阪に行っていたので、帰りに堀川戎のお祭を少しだけ見た。えべっさんとは関係なさそうな大阪天満宮でもえべっさんがやっていたのでこちらも覗くと、そこら中で大阪締めが聞こえるめちゃくちゃイナセな感じのえべっさんで素敵やった。なんかわたし、ここを通ってからすごく元気。
そして今日は、笹を買おうと京都のえべっさんに行くも、朝も夜も人がすごすぎて近寄れなかった。諦めて、古い笹をそのまま持ち帰る……去年まではこんなことなかった気がするんやけどなあ。わたしの性格を思うと、来年からは行かなくなりそう。
店は今日もお客さんたくさん来てくれた。ありがとうございます。それから今、なかなか難しい買取に取り組んでおりもう少し時間がかかりそう。夜は今夜も、NHK鑑賞。和紙と古代ギリシャの番組を見た。ほんまおもろい。


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