炭焼きの知識をまとめますよ②
こんにちは!
春になったかと思いきや、まだまだ朝晩冷え込む梼原からお届けします。
地域おこし協力隊のまやです☺︎♪
本日は普段お世話になっている、炭焼きの前田さんの炭焼きの流れをご紹介します!(細かい事も説明しております!もーし今後炭焼き体験などされることがあれば、参考にされて下さい。)
炭焼きの前田さんって誰?って方はこちらの記事をご覧ください✳︎
まずは木を集めるところから
炭の材料はもちろん木!
木を集めてこなければ何も始まらないのです。
そしてこれが結構しんどい作業なんですよ〜
こんな感じです!!!!!
!!!!!!!!!
こんなの絵本でしか見たことないですよね!!?
この背負うやつ、めっちゃ役に立つんです。
私は使ったことがないんですけど、重力がめっちゃかかるそうですよ〜!
こんな長いのはそのまま軽トラに積みこみます。
長さも太さもバラバラなので、バランスをしっかりとるのがポイント✳︎
まだ水分を含んでいる木なので、めっちゃ重いんです!!!
長いものは短く切って、太いものは4等分されます。
そんなに大きな窯ではないですが、写真の2倍くらいは全然余裕で入るかと思います〜
これが終わってやっと炭焼き作業のスタート地点に立ったことになります!
これが1番重労働かもなあ〜.......
いよいよ窯入れ
木を運び終わったら、いよいよ本格的に炭焼き作業のはじまり〜✳︎
木を炭窯の中に入れていきまーす!
炭窯の入口は小さいですよ!
かがんで入ります〜
中から見たらこーんな感じになってます✳︎
こーやってみると、なんかドキドキする、貴重な写真ですね!!
木を入れる時は、写真のように立てて入れます。
出来るだけまっすぐに、上の方まで隙間がないように詰めていきますよ〜
でも木の太さは違うので、まっすぐ入れるのは難しいのです...
そこで、ポイントは木の太い方を上にすること♪
ポイントがわかっていても、実際にやるととても難しい作業!
お手伝いをするときは、基本的には前田さんが中に入って、私は入口まで木を運ぶ係です!
ここまでくるとやり切った感があります!!✳︎
※入口の方は灰になってしまうので、きれいな炭になって欲しい茶道用のクヌギなどは、半分から後ろに入れます。
窯を閉じる
煉瓦と赤土を使って入口を閉じていきますー!
写真から右手の躍動感が伝わりますでしょうか?赤土を塗る時に、投げるようにして叩き塗る?のがポイントだそうです。
酸素がしっかり抜けて、赤土のつきが良い!
ハンバーグを焼く前に叩いて空気を抜くのと同じことだと思ってます✳︎
砂を置いて、完璧に密閉します!
この作業、腰にきます!
そして火入れ
入口が完璧に閉じられました。
やっと焚き口に火がつけられます。
窯によって焚き口は違うようですが、この窯は入口の右側にありますよ〜
✳︎はい!かっこいい炭職人、前田栄一さんです✳︎
火をつけるときは、炭、新聞、杉の葉、竹、その他色んな木を焚き木として入れます。
ここからはプロにおまかせ
ここから先は温度をじわじわゆっくり上げていきます。十分に温度が上がったら、煙突と焚き口を閉じます。
酸素があると木は燃え続けますが、酸素がなくなることによって炭化するのです。
窯の温度は、煙突の温度の3倍くらいなので、煙突の温度を測りながら、煙の色を見ながら、タイミングを伺うようです。
一般的に窯の温度が400℃から700℃で作られた炭を黒炭と呼ぶそうですが、前田さんの炭は900℃くらいまで温度を上げて作られてます!
やっと窯出し
窯が冷めるのを待って、いよいよ炭を取り出します〜!
窯の前の砂をどけて、(腰にきます!)
防塵マスクをつけて、(これがないと呼吸できなくなります!)
じゃーーーーーーーーーん!!!!!!
取り出したばかりは灰がついてこんな感じですが、前田さんがきれいにした炭はこーんな感じ!
2枚目は茶道用に切り揃えられたものです✳︎
茶道に使われる炭は、長さ、太さがきっちり決められているのだそうですよ。
切り揃えるのはとっても細かい作業ですね!✳︎☺︎
前田さんいつもお疲れ様です!!!!!
長くなりましたが、以上が炭焼きの工程になります✳︎
お読みいただきありがとうございました!
炭焼きのことが少しでも分かっていただけたら幸いです!
ここが分かりにくかった。
ここをもっと説明してほしい!
なーんて意見があればご連絡お待ちいたしております!
炭焼きについてもっとお勉強したい方はこちらの特用林産で地域おこし(黒炭編)を受講されてみてくださいね。
それでは皆さんお元気で〜
Have a lovely day!☺︎✳︎