GIVEの連鎖
GIVE&TAKEという言葉をよく耳にするかと思います。
ビジネスの場でも色んな表現で使われていますが、
GIVER(ギバー)、TAKER(テイカー)
どちらが経済的に成功するといわれているでしょうか。
またその逆はどちらでしょうか。
とある調査によるとその上位10%がGIVERであり、その下位10%もGIVERらしいです。
多くの文献においては、GIVEとTAKEの掛け算をマトリックスで4象限に分けます。
①GIVE(高) × TAKE(低)
②GIVE(低) × TAKE(低)
③GIVE(低) × TAKE(高)
④GIVE(高) × TAKE(高)
そして、多くの文献では④象限にあたることが、成功者とされるGIVERとされています。
①象限においてもGIVEは「高」になっているので、こちらもGIVERとしては頑張っているのですが、成功者とはされていません。
つまり、上位10%が④で、下位10%が①となります。
④のGIVERが何故、成功者と言われるのかを考えてみました。
④に居るのはGIVERだらけ
①に居るのはGIVERに対して、TAKERがめっちゃ群がっている状態。
ここまでくるとわかりやすくて、④ではGIVEの連鎖が無限に正のループを繰り返していますが、①ではTAKER(高)によって、その均衡が崩れているんだと思うのです。
過去の調査においては、経済的な成功が否かとしてわかりやすい指標での調査結果がありましたが、これは豊かな人生、豊かな社会との関わりという点においても同じだと思います。
マナー2.0の世界においてもGIVEの連鎖は大切で、様々なテクノロジーはGIVEの連鎖のスピードをも早めてくれると期待します。
私たちがテクノロジーの発展に期待するのは「利己的な利便性(欲)」ではなく、豊かな社会との関わりとなる「GIVEの連鎖」であればと思います。
昨今の変化は、連鎖が加速していることは間違いないと思っていて、
その連鎖の中における関数がGIVEになるように意識したいと思います。