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【中学受験】きっかけ編③子どもに選ばせる


ひとまず中学受験にチャレンジしてみると言う息子に、
いずれチームの練習と受験勉強の両立は難しくなるのですが、それも伝えた上で、1年間、塾に行ってみて、考えよう、と、ひとまずの意思を確認しました。

もし、息子が1年後、やっぱりスポーツに進みたい、と言ったら、それはそれでいいと思っていました。
私の中に、学歴社会という価値観と、それがすべてではないという思いが両方あって、親の価値観を無理やり押し付け、彼の幸せの選択肢を決めつけたくない、その時は腹を括ろう、と。

息子は、よくも悪くも、そのコミュニティの真ん中くらいにいることが多く、その場に染まりやすいので、1年後、受験のマインドができるのではないか、という目論見もあったりして(笑)

ええ。1年後。彼はものすごく悩みました。
受験もスポーツもどちらもやりたいけれど、塾の日と練習日が重なってしまい、どちらかを選ばなけばいけなくなったからです。

息子がどうやって選択したのか、というと。
占いに行きたい、と言い出しました。

私は、どちらをするにしても、頑張るのはあなた自身なのだから、自分で選びなさい、と言いました。
たかが10歳そこらの子に言いました。厳しいかもしれませんが、
どちらの道を進むにしても彼の意志の力がものをいってくる日がくると思います。あのときお母さんが言ったから、なんて他人のせいにする子になってほしくなかった

彼の突拍子もない申し出に、私は、占いイベントに息子を連れていき、気になった占い師さんを見つけさせ、息子はある手相の占い師さんのところに伺いました。

その占い師さんがとてもいい方で、
「あなたはどんな道を選んでも上手くいくから、どちらを選んでも大丈夫」
って言ってくださって。
親としては、これ以上ないアドバイスをくださった!と感激したのですが、息子は「選んでくれると思っていたのに」と泣き出してしまって(笑)

その後、息子は「受験は1回しかできないけれど、スポーツは受験が終わったらできるから」と決め、チームを退団、5年生でいよいよ中学受験に本格的に向き合いました。

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