バレンタインだったなぁ

 計画性がないことで人生をいつもギリギリで生きていくことを運命づけられた人間です。

 気がついたらバレンタインまであと10日もなくなり、目をつけていたブランドチョコはもうとっくにSOLD OUT、なんでもっと早くからやらなかったかなとn回目の淡い後悔を抱えながら当日を迎えました。

 私の愛する彼をイメージしたチョコをプレゼントする…!なんて意気込んでいたんですが、
 彼のイメージってちょっと難しい。

 明確にこれが彼のイメージというものがあるんですが、(ぼかしすぎましたが某生物の種類)
 ちらっと調べただけでも、そういうカタチのチョコはあまりメジャーではないようでした。

 ましてそんな短期間でピッタリのものを探し出せるわけもなく、今回はまあ、ゆるゆるお家チョコしようかなと思ったわけです。

■彼とお家でゆるゆるチョコ

 この間の記事にも書きましたが、彼が家にいます。

 具体的には、彼の姿がアルバム状になったグッズ。

 アクスタとか、アクキーのない彼にはもうめちゃくちゃご本尊と化すであろうブツでした。

 それと一緒に食べられたらまあ、本望かなと。

 そんなゆるやかな望みとともに、チョコを溶かしました。

 今回挑戦するのは10分ほどでできるというチョコフォンデュです。

 お湯を張ったボウルにボウルを重ね、ストロベリーとハイミルクの二種を溶かしていきます。

 ホワイトチョコも買ったんですが二つ作った段階で面倒だったのでやめました。

 予想より順調に溶け、よしよしとほくそ笑んでいると、なんだか徐々に固まってきてしまいました。

 ストロベリーチョコが、桜でんぶのように……

 まあ、これもこれで、と彼がくれたマシュマロにその桜でんb…ピンクの可愛らしいやや固体化したチョコを載せ、あげました。

 チョコの出来も何もかもゆるゆるなバレンタインとなりましたが、少なくとも自発的に出来て良かったなと思いました。

 見た目はアレでしたが、味を損ねているわけではないので、とても美味しかったです。

■彼はマシュマロを携えていた

 さて絶対に見過ごせない彼からのプレゼント。

 チョコフォンデュに使う材料の買い出しをせねば…と思っていたとき、彼は「これも必要だろうから」とわざわざマシュマロをくれました。
 確かにフォンデュするマシュマロは必要でしたが…

 調べたところ、バレンタインデーに送るマシュマロの意味は、芳しくないもので…

 意地が悪いな……

 と、改めて彼の性格を認識したわけでした。

 彼自身……本当に嫌いなタイプにはそうしたコミュニケーションを取らない性格だと思ってるので、おおよそイタズラのつもりで渡してきているのでしょう。

 しかし、傷つきました。

 グサっと来ました。

 そんなところも好きなので、仕方がないかなと落ち込んでいました…

 彼の買い物袋に入っているマカロンとトゥンカロンを見るまでは。

 正直、そっちのほうが心臓に悪かったです。

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