「情報」を持っていると、不安は軽減される

子どもの不登校を経験するようになってから
「普通に学校へ行ってる子」の保護者との感覚に、
とても大きな違和感を抱くようになりました。

よく、
「うちの子は全然勉強しない」
「成績が悪くてどうしようもない。」
「遅刻ばっかりして困る」
……なんていう愚痴を聞くことがあります。

こういう愚痴を聞いていると
私は心の中で

「勉強しなくても試験は受けてるんだからいいじゃん」
「成績ついてるだけいいじゃん」
「遅刻しても学校いってるならえらいじゃん」
って、思ってました^^;

そして
「こんなんじゃ、行ける高校なんてどこもない」
などと、言っているのを聞いていると

ついつい
「大丈夫、今、いろんな高校あるから」
と、言ってしまいたくなります。

でも、私だって長男が初めて不登校になったときには
知識がない故に、
同じようなことで悩んでいたものです。

学校へ行っていない分、
やはり、深刻に考えてしまっていました。

知識がない、情報を知らない、というのは
本当に人を追い詰めてしまうものです。

親が追い詰められた気持ちでいたら
子どもだって不安が大きくなってしまうに違いありません。

勉強をしないこと、成績が悪いこと、遅刻をすること……
いちいち責められていたら
「自分はダメなやつなんだ」
「行ける高校、ないんだ……」
と、絶望してしまうかもしれません。

でも、情報を持っていれば、
子どもをこんな不安な気持ちにさせることはないはずです。

本来は、学校でさまざまな進路があることを
指導した方がいいとは思うのですが、
忙しい先生方には、物理的に情報収集の時間がないのだと思います。
(プロだから本当はやってほしいですが…現段階では期待できません)

やっぱり、保護者が自分で情報を集めるのが
一番早いのではないかと思います。

情報は直接的に役立つだけではなく、
大きな不安を軽くしてくれるものです。

今は「不登校」「行ける高校」と検索すれば
情報はいくらでも出てきます。

落ち込んだり悩んだりしている時間を、
ぜひ、情報収集の時間にあてて、
親子ともども平穏な日々を送ってほしいと思います。

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