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「子どもが『学校へ行きたくない』と言ったら」講演会でお話させていただきました2023.10.29

自治体の中学PTA協議会主催の講演会

自治体の中学PTA協議会主催の講演会で不登校についてのお話をさせていただきました。

「子どもが『学校へ行きたくない』と言ったら」

主催者からは、事前に不登校の子どもを持つ保護者が
「中学卒業後の進路について不安を抱えている」という
お話を聞いていたので

特に進路については具体的にイメージできるようにと思いながら
できるだ詳しくお話しました。

不登校の子どもの心身の状態や進学情報について

講演では、以下のようなことをお話しました。

・教育機会確保法について
・行政のさまざまな取り組みを紹介
・思春期の子どもの心身の状態について

・勉強については「今」していなくても大丈夫なこと
・多少勉強が遅れてもあとで必ず取り戻せること
・不登校に対応している高校では習熟度別に授業をしてくれるので心配はいらないこと

・小学生の進学先
(越境入学、私立中学、フリースクール、特別支援学級など)

・中学生の進学先
(都立 : チャレンジスクール、エンカレッジスクール、
通信制高校、定時制高校、島しょ高校、全日制高校など)
私立 : 広域通信制高校、サポート校、フリースクールなど)
・高等学校卒業程度認定試験について

・家での過ごし方
・子どもが不登校になったときの相談先

具体的な情報のほかには、子どもとのコミュニケーションや
対応の仕方などについてもお話しました。

東近江市長の不登校についての発言に対して


事前にいただいた質問の中には最近話題になった
東近江市長の不登校についての発言に対して意見を求める
ものもありました。

「不登校の大半は親の責任」

行政の長にこのような不勉強な方がいるのは残念ですが
こういう考えを持つ人が、実は世の中にたくさんいるのも事実です。

もちろん、こういった考え方は変えていかなければいけないと思いますし、
この発言で傷ついた方、怒りを感じた方もいたと思うと
いたたまれない気持ちなります。

こういった発言を聞いたときに傷ついたり落ち込んだりしないで
「勉強不足なんだな」と冷静に受け止められると
よいのではないかと、個人的には思っています。

不登校への理解が広がるように……

今回、不登校の当事者だけではなく、
一般のPTA会員の方も参加されていたのがとてもありがたいと思いました。

不登校への理解が広がれば、
不登校になっても必要以上に悩んだり苦しんだりしなくて
済むと思うからです。

少しずつ、不登校への理解が広まっていくとよいなと、思います。貴重な機会をいただけて、とてもありがたかったです。


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