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「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」お話会2024.11.10~不登校の子ども34万人問題

11月のお話会は直前まで申し込みがなく
中止にしようかと思っていたら滑り込みで
申し込みが増え、結局参加者は5名となりました。

初参加の方が多く、お悩みが尽きないことを感じます。

ゲームばかりしていて心配、
ときどき昼夜逆転してしまう、
お風呂に入らない、
元気が出なくて心配、
家族間で不登校に対する考えが異なる……

などなど、不登校になると起こりちなことでみなさん悩まれています。

「今はこういう段階だから、無理をさせないこと」
「どこかの高校には必ず入れるから心配しすぎない」
「少し長い目で見守ることが大切」……

など、みんなでお話をしました。

最近、令和5年度の不登校の子どもの数が
34万人余になったというニュースがありました。
不登校の小中学生 過去最多34万人余に 11年連続で増加 文科省 | NHK


毎年、発表されますが、相変わらずの増加率。
1年間で軽く30万人を超えてしまいました。
肌感覚でも感じていましたが
特に、小学生の不登校が増えているようです。


行政の見解の中に、不登校の子どもが増えている理由に
「保護者が不登校を受け入れるようになった」というものがありました。

でも、本当は受け入れているのではなくて
「あきらめている」の方が近いと思います。
どうしても行かないからしょうがない、という感じです。

学校に行かなくて大丈夫、と思えている保護者は
ほとんどいないのではないかと思います。
少なくとも、長い不登校支援の活動の中で
私は、そういう人に会ったことはありません。

また、「不登校は悪いことではない」と考える人が
増えた、という見解もありましたが
それは、不登校支援をしている一部の人だけの話だと思います。

一般社会では、まだまだ不登校は「悪いこと」
「かわいそうなこと」と、見られていることを感じます。

お話会で、不登校に悩むみなさんのお話を聞きながら、
なかなか理解されない不登校の現実を
伝え続けないといけないなと、改めて感じた次第です。


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五十嵐麻弥子
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