「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」お話会2024.9.16~子どもを責めても解決しない
母親の介護とその後の葬儀等で時間がなかなかとれず、
投稿するのが久しぶりになってしまいました。
9月のお話会は参加者4名。8月に参加費を1,000円に値上げしたので
参加しにくいだろうなあと思っていましたが、
開催直前で申込みをしてくれる方が多くいました。
今回は、子どもとのコミュニケーションについて考えさせられました。
子どもが不登校になったばかりのころは
全然動かない子どもにイライラしてしまいがちですが、
時間が経つと
「イライラしてもしょうがない」
「そんなにイヤなら行かなくてもいいのかも」
と、だんだん気持ちが変わってくるものです。
ただ、その状況をなかなか受け入れられなくて
「なんで普通のことができないんだ」
「将来どうする気なんだ」
「ちょっとは自分で考えればいいのに」
……などなど、子どもを責めたくなってしまう人もいます。
私自身もそういうところを通ってきたので
気持ちはとってもよくわかります。
ただ、いろいろな経験をする中で子どもを責めても何もいいことがない
ということを、学びました。
というか、学ばされました、のが正しいかも。
子どもを責めると子どもは反発した不機嫌になったり
落ち込んだりしゃべらなくなったりしてしまいます。
おそらく、学校に行っている子どもでもそうだと思うので
(その経験がないからわからないけど!)
神経が過敏になっている不登校の子どもは
ますますそういった反応が出やすくなります。
そうすると、コミュニケーションがとれなくなり
こちらの伝えたいことが正しく伝わらなくなってしまうのです。
子ども自身、学校へ行かないことに罪悪感を持っているので
親の「学校へ行ってほしい」という気持ちを痛いほど感じています。
その中で、生活態度などを責められると
いやーな気持ちが胸いっぱいに広がって
元気ゲージが急降下してしまうのです。
一度下がったゲージはなかなか回復しないので
回復するまでの長い時間が必要になります。
結果的に、いつまでたっても状況が変わらないという
悪循環に陥ってしまうのです。
子ども自身のやる気が出てこないことには状況は変わりません。
親にできることは、安心して過ごせる環境を整えること
子どもが動き出した時にすぐ対応できるよう
地道に情報を集めておくこと、
圧倒的に「味方」だということを伝えること……
そのくらいしかないのではないかと思っています。
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