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読みやすい構成の作り方|Kindle出版講座③

割引あり

前回、私自身の成功体験を交えて売れる本のテーマの選び方を紹介しました。

今回は、実際に執筆するにあたり、読みやすい本の構成を作るコツをお伝えします。これは、読者の満足度を高めるために不可欠です。

適切な章立てや見出しを設定し、文章全体の流れを整理することで、読者はスムーズに内容を理解し、最後まで読み進めることができます。

商業出版するために出版社の編集者とやりとりした経験を交えてお伝えします。

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1.ゴールを設定する

まず、執筆の目的と読者が得られる価値を明確にしましょう。この「ゴール設定」は、構成を考える上での基盤となります。

(1) 読者の求める価値を明確化する

読者がその本を読んだ後に、どのような知識やスキルを得られるのかを具体化します。

例: 「副業を始めるための具体的な手順がわかる」「健康的な生活習慣を取り入れられる」

(2) 読者ターゲットを絞り込む

どのような人を対象に書くのかを考えます。

例: 初心者、経験者、特定の課題を抱えている人

ゴールを設定することで、全体の内容が一貫し、読者が迷うことなく目的に向かう手助けができます。

商業出版本を書く際に、最初に編集者さんとこの点について話し合いました。

私は2024年3月に「高配当株投資の始め方」という本を自分で出版しましたが、そのうえで高配当株投資の本を2025年3月ごろに商業出版します。

「高配当株投資の始め方」は全力を注いで書いたもので、これ以上ブラッシュアップできない内容になっています。

編集者さんもその点は認めてくださっていて、「初心者向けではなく中級者向け」に「現在、書店にある高配当株投資の本を読んでもわからなかったより具体的で深い内容がわかり、実践できる本」を書くことにしました。

2.章立てを設計する

次に、本全体の大まかな流れを考え、章を構成します。章立ては読者が「次に何が来るのか」を予測しやすくするための道しるべです。

(1) 導入から結論までの流れを意識する

本の中で伝えたいストーリーや論理的な流れを整理します。

例:
導入: 問題提起や背景の説明
中盤: 解決策や具体的なノウハウ
結論: 要点のまとめと次のステップ

(2) 章ごとの役割を明確にする

各章が全体の流れの中で果たす役割を考えます。

例: 導入部分は読者の関心を引く、後半では実践的な内容を提供する

執筆中の商業出版の本については、目次(章立て)は私がすべて考え、それを基に執筆しました。

しかしながら、実際に書いてみるとやや読み進めづらい部分があり、編集者さんが組みなおしてくださっています。これがなかなか大変。

書いてから組みなおすのはかなりの労力がかかるので、しっかりと章立てを考えましょう。

現状、こんな素敵な感じに組んでくださっています〜✨

ソーテック社で編集中の原稿


3.見出しを工夫する

見出しは、読者にとっての「案内標識」のような役割を果たします。適切な見出しを作ることで、内容を直感的に理解しやすくなります。

(1) 短く具体的な見出しを使う

見出しはできるだけ短く、内容が一目でわかるものにします。

良い例: “3ステップで始める資産運用”

悪い例: “資産運用を始めるための基本的な考え方について”

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