第10回(6/29) 報道写真の隆盛:写真家集団マグナムフォト
0、導入
•ポージング(瞑想)『I'm Calling You』
今日の講義内容
1、樋口が気になったニュース
2、前回の復習
3、コメントカードへの回答
4、写真家集団マグナムフォト
5、報道写真を観る
6、次回までの宿題(都知事選関連)
1、樋口が気になったニュース
専門家会議、唐突に幕 政権批判封じ?政府発表前倒し―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062700143&g=pol
(2020年06月27日13時42分)
2、先週の復習
復習、記者クラブについて
復習:日本の記者クラブの特徴
・https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/index.html
・日本独自のジャーナリズムの制度、記者クラブ
・大手新聞社かキー局に所属していることが条件
・定例記者クラブは首相官邸記者クラブが主催
・定例会見(菅官房長官)は記者クラブのみ出席可能
・安倍首相は会見をしない
・記者からの出禁(リークした場合、質問をしすぎた場合)
・ペーパー
・ 夜討ち朝駆け
日本の記者クラブの特徴
・日本独自のジャーナリズムの制度、記者クラブ
→①歴史的に考えると?そもそも、記者クラブの誕生とは?
・大手新聞社かキー局に所属していることが条件
→②排他的。多様性ではない
・定例記者クラブは首相官邸記者クラブが主催
→③運営は自分たち記者。自浄作用がない
・定例会見(菅官房長官)は記者クラブのみ出席可能
→④定例会見は、最も排他的。出席できても質問の権限がないなど
・安倍首相は会見をしない
→⑤なぜ??
・記者からの出禁(リークした場合、質問をしすぎた場合)
→⑥記者同士で規制する。自己検閲につながる
・ペーパー
→⑦記者会見を見ると読み上げるだけだった(学生さんのコメントより)。質問の多様性がない。
・ 夜討ち朝駆け
→⑧慣例化。その意味はあるのか?
記者クラブに関する新聞協会の方針
・記者クラブ 記者クラブとは各公共機関に配属された記者の有志が相集まり、親睦社交を目的として組織するものとし取材上の問題には一切関与せぬこととする。記者クラブは記者室の一部を利用せしめる。
昭和24年10月26日
記者クラブの1日
・大臣会見 週2回(2020年は定期開催なし)
・局長会見 不定期頻繁
・レクチュア(説明会)、資料配布
・朝、記者クラブ室に出勤、執筆作業を行い、夕方帰宅
情報源(政府)から発表される情報を受け取る
会見、懇談をこなし、発表ものを処理する=記者クラブ
記者クラブに関する新聞協会の方針
・記者クラブ 記者クラブとは各公共機関に配属された記者の有志が相集まり、親睦社交を目的として組織するものとし取材上の問題には一切関与せぬこととする。記者クラブは記者室の一部を利用せしめる。
昭和24年10月26日
記者クラブに関する新聞協会の方針
・記者クラブ 記者クラブとは各公共機関に配属された記者の有志が相集まり、親睦社交を目的として組織するものとし取材上の問題には一切関与せぬこととする。記者クラブは記者室の一部を利用せしめる。
昭和24年10月26日
3、コメントカードの回答
感想
・質問は1回だけはすごくおかしいと思います。2回3回したら出禁は、質問されすぎるとなにか駄目なことが明らかになるからなのでしょうか
・リストを作ることによって近い将来日本のニュースの発言があまり信用できないものになるのではと思いました。
感想
専門家が大したコメントをしていない(できない)についてですが、テレビを見ていたら、専門家がコロナについて話していたのですが、司会者が際どい質問をしたら、「それを答えると、また叩かれてしまう」と言っていました。これを聞いて、世間に叩かれたり、政府や番組のプロデューサーに圧力をかけられたりして、専門家が本来伝えたい事が伝えにくい、伝えれない環境になってしまっているなと思いました。 人々に事実を伝えなければならないのに、伝えては いけないようになってしまっているのは、怖いなと思いました。
感想
私はコロナに限らずSNSでの正しい情報が、また私たちが知りたい情報がAIによって管理されるのはいいことであると思います。悪い人が謝った情報をわざと流したり、人権が守られているのかなど、私たちの周りには日々大切なことなのでは無いのかと思います。
記者クラブについて
記者クラブについてです。我々の税金で禁じられている会食をしているなんて、税金泥棒だと思いますし、誰がこういったことを許しているのでしょうか?
・なぜ、記者クラブは親睦社交を目的として組織するものとし取材上の問題には一切関与しないという説明が書かれていたことを消したのか。
なぜマスメディアと政府の関係をほうちしているのか知りたいです
明らかに問題のある記者クラブがなぜ存続し続けているのかが気になりました
記者クラブについてです。我々の税金で禁じられている会食をしているなんて、税金泥棒だと思いますし、誰がこういったことを許しているのでしょうか?
想像できるこれからの社会
発言者のリストを作ることによって、正しくないと思われる発言を素早く発見し、訂正・否定することが可能になるから。 テレビも政府に縛られ、言いたいことを発言できなくなる社会あるいは政府の思惑通りの情報伝達が行われてしまう社会になってしまうのではないかと考えられる。また、すべてが監視される社会になってもおかしくない
ここまでのまとめ
・こういう情報操作が起きているということを知っている皆さんと、知らない人たち
・これは何を表すのか。
・現状を打開できる方法は?
4、写真家集団 マグナムフォト
アメリカの写真週刊誌『ライフ』
1936年11月、20世紀最大の写真週刊誌『ライフ』が創刊
最初の3年間で300万部、全盛期に800万部販売
専属写真家、マーガレット・パーク=ホワイトは、産業国としてのアメリカの姿を切り取る
文字だけではなく、写真を使ったジャーナリズムがスタート
写真家集団 マグナムフォト
・二次世界大戦時、報道写真が発展
・1947年、ロバート・キャパ(ハンガリー人)の発案創設
・世界最高の報道写真か
・写真家で組織された国際的な集団
・写真家の権利、表現を守るための集団
・メンバーは、アンリ・カルティエ= ブレッソン(フランス人)、ジョージ・ロジャー(イギリス人)、デビッド・ シーモア(ポーランド人) 、ユージン・スミス
キャパが生まれた背景
1930年代のアメリカ
ヨーロッパ各地から世界に拡大していく戦争。
社会に発言を求める写真家たちにとって、芸術とジャーナリズムを強く結びつけた。
ライカの小型カメラの発明
兵士に同行して戦闘の場面を直接撮影できるように
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア戦線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
沢田教一
青森の米軍基地で働きながら、写真技術を習得した
ベトナム戦争などに赴く
米軍のカンボジア侵攻を取材中に銃弾に倒れて死亡
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
ユージン・スミス
・ マグナム・フォト所属。アメリカ人。
・ 第二次世界大戦、沖縄戦、水俣病の写真を撮る
・妻はスミス・アイリーン(日本人)
・1918年12月30日 – 1978年没
・妻はスミス・アイリーン(日本人)
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
ロバート・キャパ
スペイン内戦『共和国軍兵士の死』
「仮に君の写真が十分に満足行くものでないとしたら、君が被写体に充分に近づいていなかったのだ」
冒険家としてではなく、社会活動家として
同時期の芸術家は反戦のための表現をしていた
告発としての写真
1954年、インドネシア線にて、地雷に触れ、壮絶な最期を遂げる
5 今週の課題
記者クラブの問題を打開する案を書いてください
マグナムによる報道写真を感想を書いてください
「田中龍作ジャーナル」の感想を書いてください