ChatGPTについて思ったこと

たいしたことではないんですけど、以前個人的に書きかけた小説が似た感じだったなあと懐かしく思い出したりしました。
140字じゃおさまらなさそうなので何となくここで書いています。

もう続きを書く事も無いだろうから盛大にネタバレすると、『虐げられた少年がチャットで知り合った少女と仲良くなって、とあるアパートの一室で出会ってみると、それがラップタップ端末にインストールされたAIだった・・・』というお話のつもりでした。

紆余曲折あって少年と少女(ラップトップ端末)は逃亡し、かつての週末のサスペンス劇場よろしく崖から投身するというところで、ラップトップは能動的に蓋を開き、落下軌道が僅かに変わった少年は辛うじて一命を取り留める・・・とかなんとか。

当時構想していたのが『コンピューターウイルス的なモノと人工知能とグヌーテラの融合』みたいな雰囲気でした。
何となくですが、インターネットの『端末と端末の結合』が脳みそのシナプスの結合をイメージさせたので、『ネット=巨大な仮想脳髄』という発想から、コンピューターウイルスよろしく勝手に個々人の端末上にある画像ファイルなどに極小さな数ビットの『記憶』を埋め込む『彼女』が、やがて自我に芽生えて『彼』を愛するようになるとかいうお話になる予定でした。

およそ『愛』というのが理不尽で、何もかもがほとんど割り切れる『デジタル』の対極にある存在だと思う事から、それを『エラー』だと設定して、曖昧さとか緩さとかはだからこそ尊い・・・みたいな印象で。

『相当荒唐無稽だなあ・・・』と思っていたので、自分を納得させきれなかった事もお話を紡ぐ足枷になっていた事も確かです。
でも気がつくと現実が想像よりも早く『荒唐無稽』に追いついてきた感じがして、少し恐ろしいです。
無理矢理にでもひととおり書けば良かったかなあ・・・。

それで、さっき書きかけの小説をマガジンにまとめました。
件のお話は『ゼペットじいさん(未完)』がそうです。
うっかり興味を持たれた方は、何となくどうぞ。
ただし、絶望的に面白くないです(滝汗


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