週刊めいろま Vol.181 ロンドンの高層公営住宅火災の背景/被害公団は超高級住宅地/難民や違法移民への又貸しが状態化/いい加減な建築基準/火災は今の英社会の縮図/ニュースクリップ/オススメ本(2017年6月23日号)
Vol 181
目次
1.ロンドンの高層公営住宅火災と英格差社会(2)
2. 今週の気になるニュース
3. オススメ本
日本は梅雨入りしたところが多いのですが、例年にない豪雨が気になりますね。欧州はロンドンをはじめ、パリやウイーンでも35度を越える猛暑になっています。普段は最高でも26度程度にしかならない上に、クーラーのない家がほとんどなので熱中症で倒れる人が続出しています。
私の新作書籍「不寛容社会」(http://amzn.to/2qPS5a6)Kindle版6月10日発売になりました。
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1. ロンドンの高層公営住宅火災と英格差社会(2)
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先週号でロンドンの高層公営住宅であるGrenfell Towerの火災に関する背景を書きましたが、今週はその第二弾です。
イギリスでは単なる火災ではなく、区役所にデモ隊が突撃する、首相の退陣問題にまで発展する大騒ぎになっています。今週にはいっても早々が沈静化する兆しがありません。
日本では報道されなくなってしまいましたが、この火災の背景を今週はもう少し掘り下げます。
●Grenfell Towerのある場所
Grenfell Towerの火災の騒動は、その火災が凄惨だったこともありますが、Grenfell Towerが建っている場所もキーポイントです。
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