週間めいろま Vol.215 フェイクニュースから学ぶマーケティング術/スポーツ新聞の三行広告から学ぶ/なぜトランプ氏のツイートは受けるのか/海外や外資転職希望者ほどフェイクニュースを研究しなければならない理由/KFC事件から学ぶ英社会の暗黒面/ニュースクリップ/オススメ本
Vol 215
目次
1. フェイクニュースの拡散が早い理由から考えるマーケティング
2.英語
3. ニュースクリップ
4. オススメ本
【連載記事】
会社名のバカ格差
https://cakes.mu/posts/19648
情報のバカ格差
https://cakes.mu/posts/19646
お金のバカ格差
https://cakes.mu/posts/19645
ケンタッキーフライドチキンとITエンジニアの賃金の関係
https://wirelesswire.jp/2018/02/63824/
デジタル化の波に乗れない日本の銀行
https://wirelesswire.jp/2018/02/63687/
カナダとオランダ、ブロックチェーン方式のアプリを入国審査に使用
https://wirelesswire.jp/2018/02/63689/
【新作書籍 2018年1月11日発売】
バカ格差 http://amzn.to/2k7985X
日本人を苦しめる格差の正体を日本と世界を比較しつつ完全解明!タワマン格差、会社格差、教育格差。日本にはびこるバカ格差を断罪!!
【既刊】
「不寛容社会」http://amzn.to/2uHdzeN
日本人は不寛容になったのか?芸能人を叩くのはなぜ?なぜ日本人は批判が大好き?海外には他人叩きはある?現代日本人の怒りの本質を分析
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1. フェイクニュースの拡散が早い理由から考えるマーケティング
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The spread of true and false news online | Science
http://science.sciencemag.org/content/359/6380/1146
Scientists prove that truth is no match for fiction on Twitter | Technology | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/08/scientists-truth-fiction-twitter-bots
フェイクニュースは真実の情報より早く拡散するというMITの調査結果が話題になっています。
シナン・アラル教授の研究チームの調査では、フェイクニュースの上位1%は1000人から10万人に拡散していますが、事実は000人以上に拡散することはほとんどないという驚くべき結果です。
このニュースはネットのびっくり情報のような感じで報道されていましたが、ネットがどのように情報を拡散していくのか、世論形成の上でもマーケティングの上でも大変重要な情報だと感じました。ビジネスに関わるすべての人が深く考えてみるべきだと思います。
そもそも現代では物やサービスを売るにも、自分や企業が情報発信するにもネットがインタフェースであることが大半ですし、その影響力は、街の看板やテレビ、雑誌よりも遥かに強いわけで、どんな情報ならネットユーザーに届きやすいかは、その企業の命運だけではなく、サラリーマンや自営業者の成功を左右すると行って良いと思います。
例えば転職する際に、応募された方はその人の発信した情報や背景をネットで調べるわけですから、どんな活動をしているのか、どんな実績があるのか、ネットでうまく伝わらなければ大きなチャンスを逃してしまいます。ですから、フェイクニュースがどのように拡散していくかというのは、自分自身のブランディングを考える上でも熟考すべきトピックだと思うんですね。
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