もう売ってない駅弁を3DCGで再現してみた
正月明けから3DCGをつくる練習をしていたのですが、ある程度のものができるようになってきたので一つ作ってみました、というお話です。
何を作ったのか?
岩手県一ノ関駅で売られていた「いわいとりめし」という駅弁です。こちら鶏もも照焼きが6切れ、しかも存在感のある厚みでカットされているのが特徴で、私の中では東北の鶏の駅弁の中でも一二を争うレベルでのお気に入りでした。しかし、2020年4月にお弁当屋さんが営業休止になってしまい、そのまま販売が再開されることは無く現在に至ります。もともと地方の駅弁業者さんは厳しい環境にありましたが、この2020年4月はコロナ禍によって移動自粛が行われた時期で、これがトリガーになったものと思われます。あぁもう一度食べたかったなぁ…。
そして今回制作したCGがこちら。漬物がちょっと雑かなという感じはありますが、にんじんとコンニャクがうまくできたかなと思います。
なぜ3DCGをやってみようと思ったのか?
弊サークルではもともと本を作っていましたが、一昨年あたりからYoutubeに動画を投稿し始めて(再生数はさておき)ひとまず動画をつくることができるようになりました。また、写真加工に関しても「駅※1を、歌う※2。」シリーズのような作品を作ることが出来るようになってきました。
この状況を考えた時に、さらに別のソフトが使えるようになれば、作ることができる本の幅も広がるのでは?と考えて3DCGに取り組むことにした次第です。折しも世間ではリスキリングという言葉が流行っていたので、みたいなミーハーな動機もあります(全然関係ないですが、リスキリングをぎなた読みしてリスさんかわいそう・・・って思ったのは私だけでしょうか)
ちなみに世の中の流行を考えると、3DCGではなくジェネレーティブAIで絵を出力するのを練習する、という選択肢もありますが、いまのところ権利関係がスッキリしていない印象があったのと(印刷物に使った時に何かクレームを受けて印刷代がパーになってしまうリスクがこわい)、どうせ今の調子で進歩すれば数か月後には使い方を覚えなくても絵が生成できるようになるんじゃないか、という予想もあったので、今回はAIはやめておきました。
1ヶ月半くらいで作ったもの
こんな感じで、セルルックな人間、無機物、食べ物と毛色の違うものを一通りこなしてみました。フォトリアルな風景が作れるようになったら何か色々出来そうだよなぁとは思いつつ、3DCGばっかり作っているわけにもいかないので(noteも書かないとですからね!)他の作りたいものとの兼ね合いを模索中です。
なお、3DCGの練習や、3DCGGを使った本作りの模索、その他もろもろの模索に時間を使いたいので、夏のコミケは申し込まない予定です。秋以降の弊サークルの新刊にご期待ください。