自分で”決めなかった”心残り(「海のはじまり」第6回)*71
百瀬弥生(有村架純)に同情しているからではなく、「産む」「産まない」を自分で決めなかったということが、彼女に重くのしかかっている。彼女は、”しっかり”していて、自分の意見が言っているように見えるが、そうではないのかもしれない。このことばを読んで、”自分が決めている”と思っていても、本当にそうなのかをもう一度自分に問い返しておかなければと思う気持ちを未来の自分に思い出してほしい。そう願って。
ほかの人の幸せを願って、自分のこれからの幸せを願って書いたものが、いい意味でも、悪い意味でも自分に返ってくる。これを知るのは、少し先のことで、私はここに戻ってきました。