めい -ことばのコレクター-

自分の心に刺さった ことば を投稿します。最近は不定期更新です。投稿によっては、内容を含んでいますので、ご了承ください。気がつけば2年経ちますが、まだ試行錯誤中です。よろしくお願いします 2022年3月~

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読者さんへ(「あの子の子ども」第5回)*75-1

妊娠がわかった福は、診察で中絶などの説明をする産婦人科の野田医師に、 学校の保健の授業で、中絶は新しい命を奪う行為だと習った、と言う。 それに対して、こう ことばをかける。 こういう気持ちで、私の投稿を読んでいただけると嬉しいです。そして、今のあなたへのことばが見つかるとうれしいです。

    • 自傷の傷に 言葉を隠す(「放課後カルテ」第5回)*78

      学校医の牧野は、ある女子小学生の自傷の痕に気づき、彼女の親と話すことになる。 今まで聞いてきた自傷行為をしてしまう理由はあまり納得できていなかったのですが、この牧野先生のことばは、スッと腑に落ちました。そして、泣けてきました。1話から見ていて、淡々としていた牧野先生が、だんだん感情的になって子どもたちの身体だけでなく心も必死に救おうとする姿勢にも感動したのかなと思います。第4回と第5回の2週にまたがっている話ですが、ぜひ見てほしいと思っています。

      • 「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ」お気に入り集*77

        今回は2020年の韓国ドラマから。実は、このドラマを見るのは2回目です。それぞれに悩みを抱えている登場人物がいて、見るたびに違う角度から彼らを見られることがリピートしたくなる理由かもしれません。(現実離れしたシェアハウスの設備や住人の職業も見ていて楽しいです。) 1人は寂しいけど、過去に恋愛に限らず人間関係でいろいろあったことで、人と関わることに臆病になってしまった。だけど、シェアハウスの住人たちの交流で、お互いを後押ししていきます。この話は登場人物と同じ20代から30代の悩

        • 子どもは、塗りたてのコンクリート(映画「ミステリと言う勿れ」2023)*76

          今回も、心に残しておきたいことばが、たくさんありました。 励まされた人も多いのではないでしょうか。 「賢い」整に言われると、とても嬉しく感じるし、説得力がとてもあって、私は励まされました。 こちらのことばは、物語の核を担う、ちゃんと伏線を回収したことばでした。 真相がわかって、父親の想いが詰まった品を受け取る。着丈に振る舞う汐路に対して、整(菅田将暉)はカウンセリングを受けることをすすめる。私は、どこもおかしくないから大丈夫だと言う彼女に対して、彼らしい寄り添うことばを

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        読者さんへ(「あの子の子ども」第5回)*75-1

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          中絶をどの立ち位置から考えるか(「あの子の子ども」第5回)*75-2

          ※プロフィールにピン留めしている投稿と同じ内容のことばが続きます。 妊娠がわかった福は、診察で中絶などの説明をする産婦人科の野田医師に、 学校の保健の授業で、中絶は新しい命を奪う行為だと習った、と言う。 それに対して、こう ことばをかける。 ただただ驚きました。 タブーの領域である気がして、あまり深く考えてこなかったからかもしれません。もしかしたら、いつも”新しい命”を中心に置いて、女性にとって大きな体と(これからの)人生の変化(または負担)があるという女性の体を二の次に

          中絶をどの立ち位置から考えるか(「あの子の子ども」第5回)*75-2

          信じてもらえること(「放課後カルテ」第1話)*74

          牧野(松下洸平)が、担任の先生が困っていることを聞こうとしても、口を閉ざしてしまった小学生から、話を聞こうとします。彼女は、一見病気には見えない症状のある病気を抱えていました。 クラスメイトから、病気のせいで授業中に寝てしまうといった「そんな都合いい病気あるか」と心ない言葉をかけられます。 その通り。相手の本当の気持ちを聞き出せないってことは、自分が相手のことを信じていないってこと。だから、気持ちを話してもらえない。 自分が相手から信じられているかはすぐにわかる。 私も

          信じてもらえること(「放課後カルテ」第1話)*74

          私の幸せ(「光る君へ」第39回)*73

          藤原彰子の妹である、藤原妍子(きよこ)が、これから入内する(結婚する)東宮が年寄りだとか…愚痴をこぼしに来ます。彰子は、妹にこう言います。 彼女に向けた、彰子のこのことばに、ドキッとしてしまいました。父に言われるがまま入内し、長い間、一条天皇の寵愛を受けられなかった彰子が、今は愛されて皇子を2人も産んでいる。その事実がこのことばの説得力を増しているような気がしました。 今は、この時代よりもはるかに自由で、自分で決められることが増えたかもしれませんが、それでも自分で決められな

          私の幸せ(「光る君へ」第39回)*73

          自分で”決めなかった”心残り(「海のはじまり」第6回)*71

          百瀬弥生(有村架純)に同情しているからではなく、「産む」「産まない」を自分で決めなかったということが、彼女に重くのしかかっている。彼女は、”しっかり”していて、自分の意見が言っているように見えるが、そうではないのかもしれない。このことばを読んで、”自分が決めている”と思っていても、本当にそうなのかをもう一度自分に問い返しておかなければと思う気持ちを未来の自分に思い出してほしい。そう願って。 ほかの人の幸せを願って、自分のこれからの幸せを願って書いたものが、いい意味でも、悪い

          自分で”決めなかった”心残り(「海のはじまり」第6回)*71

          残業しない理由(「ギークス〜警察署の変人たち〜」第6回)*72

          西条は、父親の働き方について… ただただ共感しただけです。 若い世代は、残業しないとか…言われますが、 西条(松岡茉優)の父親は、働き過ぎた結果的に過労死してしまったわけで、 多くの「若い」人は、そんな働き方をする両親の背中を見てきたからこその、この考えだと思いました。 私も、家族でのお出かけや旅行中に、会社からの電話に出て、こちらの はしゃいで楽しんでいる ところには参加しない(できない)父が嫌でした。一緒にはしゃいでほしかった。だからこそ、仕事とプライベートの線引きは、

          残業しない理由(「ギークス〜警察署の変人たち〜」第6回)*72

          出会いは必ずつながる(青山美智子『月曜日の抹茶カフェ』(宝島社、2021)* 70

          このことばは、著者の青山美智子さんが描く物語の本質を表しているような気がして… ほんとかなって思うかもしれないけど、青山さんの紡ぎだす物語を読んでいると、どんどん確信に変わってきます。自分の周りにもきっとあるはずって思えるようになります。一回きりかもしれないから、まあいいやっていう考えはやめることにしました。 ちなみに、私は、『木曜日にはココアを』(2019) →『いつもの木曜日』(2022) →『月曜日の抹茶カフェ』(2021) の順で読みました。

          出会いは必ずつながる(青山美智子『月曜日の抹茶カフェ』(宝島社、2021)* 70

          ”興味”だけあるということ(「海のはじまり」第8回)*69

          夏は自分の実の父親に、幼い自分を毎日写真に撮るほど”興味”があったのに、なぜ一緒に居ようとしなかったのかと聞く。 趣味か~。痛いところを突かれた人も多かったのではないかと思います。子育てだったら、こう思うことも少ないかもしれませんが、動物を飼うことだったら、耳が痛いな〜と思う人も多いのでは。

          ”興味”だけあるということ(「海のはじまり」第8回)*69

          自分の気持ちをうまく表現できないだけ。表現するのをためらっているだけ。(「海のはじまり」第8話)*68

          夏が淡々としている謎が解けたのですが、これまでのことを思うと苦しくなりました。自分から見て(周りから見て)、悲しそうだったり、怒っていないからって、悲しくないわけではないし、怒っていないわけではないんですよね。周りの人たちは、夏が自分たちに気を遣って感情を抑えることを望んでいるわけではないけど、些細なきっかけで夏に気を遣わせているかもしれません。 しんどいって思っていても、私よりしんどいかもしれない。これ以上引き受けるとキャパオーバーだと思っていても、私より残業をたくさんし

          自分の気持ちをうまく表現できないだけ。表現するのをためらっているだけ。(「海のはじまり」第8話)*68

          先天性気遣い症(「ほわわん子育て絵日記」)*67

          定期的にインスタの保存を整理しているのですが、どうしても外せなくて、こちらに投稿することにしました。インスタの上では、見返さないことも多いですし、これを見て感じたことを一緒に書き留めておくことができないので、こちらに漫画のセリフを抜粋と私の気持ちを。 この漫画を見て「よく気が利くね。」「気がついて、すごいですね。」って褒められたいわけじゃない。「気を遣わなくていいよ」って言われたいんだって気がつきました。褒められるために、気づいているわけではなくて、自然と気づいてしまってい

          先天性気遣い症(「ほわわん子育て絵日記」)*67

          男女が寄り添うということ(「光る君へ」第26回)*66

          まひろは、自分の考えと合わない夫の宣孝と衝突してしまいます。夫が来なくなってから、しばらく経って、いと(弟の乳母)に言われます。 「正しい」ことばかりでは生きていけないと頭でわかってはいても、心が許してくれない。そんな「潔癖」な まひろが、どういう心境で源氏物語を書くのか楽しみです。

          男女が寄り添うということ(「光る君へ」第26回)*66

          清濁(「光る君へ」第25回)*65

          越前の国守となった藤原為時は、民から税として納められた一部で歴代の国守が私服をこやしていることを知ります。自分は私服を肥やすつもりはないので、多く納めなくてよい、と民のことを思い言ったのですが、すぐに交代してしまう国守様にはわからないだろうが、今のままでうまく行っているのでやり方を変えないでほしいとお願いされます。その言葉から、すべてを察した為時が家に帰り、まひろに嘆く場面でのことばです。 まひろ(紫式部)の父、藤原為時が賢くありながらも、長い間官職につけず、苦労してきた所

          清濁(「光る君へ」第25回)*65

          幸せになってね(「9ボーダー」第10回)*64

          「幸せになる」には、いろんな解釈がある。このドラマの、彼らたちは、こう解釈する。 正確には、六月(木南晴夏)の問いかけに、辻本あつ子(YOU)が言ったことばですが… 「幸せ」って、〇〇が良いとか悪いとか、周りにいる人で決まるものではなくて、その時々の価値観が反映されている。今後も、もっとアップデートされていくと思うし、今はこんなのだよって書き残しておこう。 このドラマは、最後まで、どこに着地するのかわからなくて、最終回の最後まで楽しめました。 ★タイトルの『9ボーダー』と

          幸せになってね(「9ボーダー」第10回)*64