男女が寄り添うということ(「光る君へ」第26回)*66


まひろは、自分の考えと合わない夫の宣孝と衝突してしまいます。夫が来なくなってから、しばらく経って、いと(弟の乳母)に言われます。

ご自分をお通しになるのもご立派ですけれど
殿様のお気持ちも少しは思いやってさしあげないと。
(どう思いやれっていうの?)
お方様は賢くていらっしゃいますので
おっしゃることは正しいのですけれど
殿様にも逃げ場を作ってさしあげないと
(なぜ?)
夫婦とはそういうものだからでございますよ。
思いをいただくばかり、己を貫くばかりでは
誰とも寄り添えませぬ。
(己を曲げて誰かと寄り添う,,,)
それがいとおしいということでございましょう。

「光る君へ」第26回

「正しい」ことばかりでは生きていけないと頭でわかってはいても、心が許してくれない。そんな「潔癖」な まひろが、どういう心境で源氏物語を書くのか楽しみです。

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