わたしだけ (「恋せぬふたり」第8話)*17

今日は、ドラマ「恋せぬふたり」の最終話から投稿します。最終話の最後に、これまでを、ふたりが選んだ家族のかたちを、振り返り、岸井ゆきのさん演じる咲子が言いました。

わたしの人生に何か言っていいのはわたしだけ
わたしの幸せを決めるのはわたしだけ

「恋せぬふたり」第8話

このことばは簡単に言えるし、簡単に言えそうにも聞こえるし、私も何度も同じ様なことばを聞いたことがある。けど、主人公が悩んで、周りとぶつかって、今の答えを出して、さらに考え続けているところをドラマを通して見てきたからこそ、とても力強く感じました。そして、説得力もありました。
このドラマは、「アロマンティック・アセクシュアル」が主軸でした。「アロマンティック・アセクシュアル」の人だって、恋愛して結婚している/したい人だって、別の角度から見れば、同じ悩みを持っている。親子関係の悩みや過去の境遇など共通するところがある。
みんな、同じようで違う。
みんな、違うようで同じ。
こんなことを感じました。セクシュアリティやジェンダーの多様性だけではなく、もっと広い多様性が表現されていて、考えさせられたドラマでした。

「恋せぬふたり」(2022年1月期、NHK、毎週月曜よる10時45分)

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