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「書くこと」に挑戦したいあなたにオススメの本3選

noteを使っている方は、少なからず「書くこと」に興味があるのではないでしょうか?
この記事では、「良い文章を書くための具体的で実践的な方法が知りたい」という方や、「書き始めても手が止まってしまう」、「書きたいけど自分には面白い文章なんて書けない」とお悩みの方に向けて、ライターを目指す私が3冊の本をご紹介します。


1. 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(唐木元/インプレス)

「仕事として文章を書くための、とにかく具体的な方法が知りたい!」という方におすすめの一冊。
ポップカルチャーのニュースサイト・ナタリーの新入社員研修の内容がベースになっているため、「記事ってどうやって書くの?」ということがピンときていない初心者の方でも理解しやすい内容です。

この本では良い文章を「完読される文章」と定義し、そのような文章を書くための具体的な方法が書かれています。
ざっくり言うと、「いきなり書き始めないで、何を、どれから、どれくらい書くか決めましょう」ということで、それを整理するためのツールとして「構造シート」が紹介されています。

私自身もこの本を読んでから構造シートを作るようになったのですが、時間は短くなったし、書いてから「なんか違う……」と書き直すことがなくなりました。

今日から使える具体的な方法が満載なので、書く仕事がしてみたい方はまず読んでみることをおすすめします。

2. 20歳の自分に受けさせたい文章講義(古賀 史健/星海社)

ベストセラー、「嫌われる勇気」など数多くの本を手掛けてきた古賀 史健さんの著作。
「書くことは考えること、頭の中の”ぐるぐる”を翻訳すること」という定義から始まり、「美文より論理展開が確かな『正文』を目指す」、
主張、理由、事実(根拠)で構成する」など具体的な「書くための方法」もふんだんに紹介されています。

特に印象的だったのは「読者の椅子に座って書く」という部分。要は「ターゲットの目線に立つ」ということなのですが、「10年前に知りたかったな、と思ったら10年前の自分の椅子に座って書けばいい。今この瞬間も10年前の自分はどこかにいる」というお話にとても勇気づけられました。

また、著者の古賀さんは元々映画監督を志望していたため、「文章の導入は映画の予告編」など、映像を引き合いに出した説明も多く、イメージしやすいと思います。

タイトルのとおり、「文章を書くにあたってまず知っておきたいこと」が網羅されている一冊です。20歳のときに出会いたかった。

3. 書く習慣(いしかわゆき/クロスメディア・パブリッシング)

「書くこと」のハードルをうんと下げ、書くことで自分の軌跡を残し未来の自分への手紙になる、と優しく背中を押してくれる本です。

文章はある程度の量を書かないと書けるようになりません。でもそれって完璧主義の人にとってはすごく難しいことなんですよね(私です)。
この本には「思ったことをそのまま書いていい」、「自分の文章に意味づけするのはあなたじゃなくて読んだ人」など、書くことに自信が持てない人の心を軽くするコツが満載です。

ライターなどの仕事というよりは、SNSやブログなどの文章が想定されているように感じますが、「毎日5分だけ書く」、「映画の感想をツイートする」といった習慣化するためのヒントもたくさん詰まっています。

また、本書の後半では「誰かに伝わる文章にするためのコツ」が書かれているのですが、2で紹介した「20歳の自分に受けさせたい文章講義」と同じように、「ノウハウ(知識)はそれを知らなかった過去の自分に向けて書く」と、ひとりの読者を想定して書くことの大切さが書かれています。

「思ったことを書いていいんだ」と心が軽くなり、「私にも書けるかな?」という気持ちにさせてくれます。

おわりに

今日は、ライターを目指す私がおすすめする、伝わる文章を書くための本を3冊ご紹介しました。
実践的なことが知りたい、まずは書くことへのハードルを下げたい、など、ご自身の現状と照らし合わせて選んでいただけたらと思います。


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Sato
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