女の友情、男の友情のはなし。
女の友情は脆いのか?
男の友情は変わらない?
「女の友情ってライフステージで変わるよな」
よく聞く話だ。
では、ライフステージが変わっても
なぜ男は変わらず友好関係を築けるのか?
爽やかだから?
私は女性の多い職場で働いていた。
男性の上司からは
「やっぱり女が多い職場って難しいやん」と言われた。
女性が集まると、ギスギスするものと思われているのだろうか。
私個人的には、女性が多いからといって働きにくさは感じなかった。
(学生と社会人では、また違う気がするな~)
でも、ライフステージが変わると変化を感じているのは事実。
ライフステージが変わると、なぜ違う?
「この話題は、相手がどう受け取るんだろう」と
考えると話す内容が憚れる。
令和に入っても、結婚すると
まだ女性の性が変わることが多い。
私は性を変えたくなかった。
特に、旧姓に思い入れはないけど
相手の名字にもっと、思い入れはない。
結婚すると、名前が変わり
妊娠すると、体型が変わり
出産すると、生活が変わり
時に、夫が他県に異動を命じられると、住む場所も変わる。
男性はどうだろう。
名前が変わりましたか?
お腹が大きくなり、母乳は出ましたか?
子供が出来てからは、時短勤務ですか?
男性にも変わったことはあるだろう。
家族を養っていかないといけない責任感とか・・
色々、あるのかもしれないが
それは女性も同じ。
私は現在、若手の就活支援に関わる仕事をしているが
女性からは「育休制度はありますか?」といった
今後の変化を心配しての質問が多い。
男性の育休推進が進んでいるが
男性からはそのような質問が出ることはない。
いつもでも、「自分のしたいこと」で「やりたい仕事」が出来るのだろうか。
不公平を訴えたい訳ではないが、生きづらいなとも思う。
もしものはなし。
もし男性が出世したら、お腹が膨らむシステムだったら?
「お腹大きくなりましたね?課長ですか?^^」
ずっと、出世を夢見てそれでも叶わない現実があっても
相手にそのような言葉をかけらるのだろうか。
男性は出産が出来なくても、母乳だけ出せたら
「胸が張って、痛いわ~」と
同じしんどさを体験している仲間と集まって呑んだのだろうか。
ライフステージが変わっても
「みんなあの頃と変わらないよね」と言えることが羨ましい。
だって、女性は変わっていないことが
時にネガティブに取られるではないか。
自分は本気で変わらないことが良いと思っていても
相手はそうじゃないかもしれない。
そう思うと、なかなか「昔のように」会えないのだ。
「ご飯行く時、子供連れてくるかな?じゃあ行きやすいお店は?」
「平日に急に飲みに誘っても難しいよな」
「先に予定押さえるけど、子供の体調が悪くなったら気軽に言ってね」
「彼氏できた?良い人いる?」
気にかけることが多すぎる!
本当に、女の友情は脆いのだろうか。
私の名前が変わろうと、例え体型が変わろうと
今までのように、会いたいな。
寂しいなという感じながら今日も過ごすのである。
「女の人って結婚すると疎遠なるよな。男はずっと昔話して変わらないけど」
そう話す夫を、心で「能天気」と悪口を吐きながら
子供の手が離れて
みんなシワシワのおばちゃんになったら
また一緒に自由に旅行に、食事に行けることを楽しみにしている。