【経理処理】正しい給与の計上方法、ご存知ですか?
こんにちは、マクシブ総合会計事務所です。
本日は「給与の計上方法」についてご紹介します。
給与の計上方法と聞くと、「そんなの給与支払時に費用計上するんじゃないの?」という方もいらっしゃると思います。
しかし、それは正しい計上方法ではありません!発生時に給与を計上することで節税対策にもなります。
今回は、「正しい給与の計上方法」についてご紹介いたします。
給与を未払計上するメリットと、正しい計上方法
給与の計上方法としては、以下のふたつの方法があります。
①毎月末日に同日までの給与を費用計上する
②支払日に給与の費用計上をする
本来の正しい処理は、①となります。
理由としては、「従業員から労働の提供を受けた分については、すでに給与の支払義務が発生している」ためです。
適正な損益計算を行うという観点からも、当期に発生した費用を当期に計上するといった点で望ましいです。
「でも、どのように費用計上すればいいの?」という疑問が出てきます。ここで用いるのが経過勘定と言われる「未払費用」です。
「未払費用」の使い方~給与の未払計上方法~
それでは実際にどのように計上するのか解説していきます。
月末〆、翌月払いの給与を例にします。
■費用計上時の仕訳
給与○○円 / 未払費用○○円
当月末日に当月分の給与を費用計上します。相手勘定科目は、未払費用です。
■給与支払時の仕訳
未払費用○○円 / 現金預金○○円
未払費用が前月から繰り越されているので、支払日にはこの未払費用を消し込みます。「未払費用」は消し込まれ、費用計上の期ズレも起きません。
給与を正しく計上すれば、節税にもなる!
未払計上により適正な期間損益を計算することで、決算時には税金を減らすことができます。
「未払費用」という、いわゆる経過勘定を用いる仕訳は複雑と思われがちですが、実際にやってみると簡単な仕組みなので、ぜひ活用して節税に役立てててください。
弊社は会計事務所として、経理代行サービスを導入しております。
毎月の記帳業務が煩わしい、よく分からない…そのようなお悩みは「経理代行サービス」の導入で解消してしまいましょう!
経理業務においてお悩みのお客様は、初回の無料面談をご予約いただければと思います!
それではまたお会いしましょう(^▽^)/