「それは生徒のためになるか?」間違っててもいい、自分が何をしたいかが大事。
宮坂 聖美(2007年入社)
2007年新卒入社。三ノ輪教室、恵比寿教室、多摩センター教室などで経験を積み、2017年エリアマネージャーに就任。2019年より本社にて生徒募集のプロモーションを担当。趣味はライヴに行ったりDVDを見たり、大好きな音楽を聴くことでストレス発散をしている。集中して何か取り組める趣味を見つけようと、いまは料理に挑戦中。
教室長って派手に見えますが、実は縁の下の力持ち。
大学4年間、明光義塾で講師のアルバイトをしていました。児童福祉を専攻していたこともあって子どもたちが身近でしたね。とは言っても、就職活動では教育に絞らず、サービスやITも回っていました。大事にしていたのは2点。1つは、自分が取り組んだことがダイレクトにわかる企業であること。歯車の一部ではなく、自分自身が前面に立って旗振りしていきたいと思っていました。もう1つは、社員がイキイキと働いている企業であること。働くなら「私もこんな風になりたいな」と思えるような社員たちの中で、自分も切磋琢磨したいと思っていたのです。
その2つを叶えられるのが、MAXISでした。選考に参加するうち「未来ある子どもたちのサポートをしていきたい」「そのサポートに直接関わっていきたい」と思うようになったことも決め手でしたね。講師として働くうちに、「こんな教室だったら面白いんじゃないか」と、いろいろやりたいことが出てきたのも理由でした。私がMAXISに入社したのは、必然だったのかもしれません(笑)。
アルバイトをしていたので、入社後のギャップはありませんでしたね。ただ、教室長って教室をまとめる役割だし、もっと前に立って指揮するのかと思っていました。しかし、生徒や講師のスケジュール管理、カリキュラム作成、生徒募集広告の作成、数字分析…等、実は裏で細やかに動いていて、「縁の下の力持ち」とはこういうことを言うんだと実感しました。
私の何気ない一言で、生徒の人生を変えてしまうかもしれない。
学校教育にはない個別指導の良いところって、小・中・高と一貫して子どもの成長を見ることができるところだと思います。受験が終わったからそこで終わり…というわけではないから、生徒の夢を、生徒の成長を、一緒になって考え応援することができる。この仕事ならではのやりがいだと思っています。
改めて教室長としての働き方を考えさせられたエピソードがあります。中学2年生から高校3年生まで教えていた生徒。入塾時の成績はオール2、高校受験もままならない状況でした。毎回声をかけて、何をやりたいのか必死に聞いて、あの頃の私は「絶対に合格させなくては!」と、やたら正義感と使命感を持っていたように思います。私がその教室から異動するときに、その生徒から便箋3枚にもわたる手紙をもらいました。『時々、うざいと思っていたけど、今になってわかる。あのとき、先生が言うようにもっと頑張っていたら、もっと良い高校に行って、もっと違う生活を送れていたかもしれない。でも、過去を振り返っていてもしょうがないから、大学に行って頑張る』と。
がむしゃらだったけど、ちゃんと伝わっていたんだと胸が熱くなりました。でも、同時に、私の言葉が大きな影響を与えているのだと怖くなりましたね。私の存在で生徒の人生を決めてしまうかもしれない。だから、真剣に向き合っていかないといけない。生半可な気持ちでは絶対にできない仕事なんです。
それが間違っていると思えば、ご両親に指摘することだってある。
生徒と真剣に向き合っていかなければならないからこそ、「それは本当に生徒のためになるのか」を何よりも考えています。どんなことがあろうとも、生徒第一のスタンスは変わりません。保護者面談をするときだってそうです。ご両親の意見に疑問があれば、「生意気かもしれませんが、私は・・・と思います」とアドバイスすることだってあります。お叱りを受けることもありますが、何でも「ハイハイ」と聞くだけでいいのかな?と。教室長として教えている中でしか、見えないこともあるわけで、折り合いを付けていくことはまだまだ難しいところです。
そういう意味で、この仕事は「子どもが好き」だけじゃ決して務まらないと思います。生徒も保護者も講師も一人ひとり違いますし、それぞれにあった対応を考える必要がありますが、大事なのは「自分は何をしたいのか」という信念です。指示待ちではダメ。間違っててもいいから「私はこうしたい」という想いがなければ、誰にも伝わることはありません。私は現在リーダーを務めているので、自分の教室の運営・管理以外にもエリアの教室管理・教室長育成も担当していますが、そこでも同じ。自分自身がぶれていたら、誰もついてきてくれないですからね。
MAXISは自由度も高いし、代表の小宮山をはじめ「挑戦してみようよ」という気概にあふれている会社です。やりたいことがある人にはぴったりだと思いますよ。
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