優しい人へ。
だいすーけくんは、優しいね。
ぼくはみんなに、そう言ってもらえる。
仮にそうだとして。
でも、これはみんなのおかげなんだ。
そんな環境に置いてもらっているから、優しくなれる。
影響されて。
そう思ってもらえる。
だからぼくも、だれかにそんな影響を与えられるような存在でありたい。
逆に言うと。
優しくない環境に身を置いてしまうと、自分も優しくなくなってしまう。
みんながイライラしている。
ストレスをぶつけられる相手を探している。
あきらめに満ちている。
人の優しさを、素直に受け取れなくなっている。
そんなときは、すぐにそこから離れたほうがいい。
影響されてしまう前に、離れてしまおう。
物理的には難しくても、こころはどこかにエスケープさせよう。
そうして、自分の優しさを保とう。
影響されないように、どうにかしてそこから離れてしまおう。
優しい人は、優しくない環境を目の当たりにすれば、何とかしてそれを優しい環境に変えたいと思ってしまう。
でも、優しいがゆえに、優しい人は引っ張られてしまうことがある。
マイナスのエネルギーに、優しい人は引っ張られてしまうことがある。
強いこころをもって、それに立ち向かう。
それもいいけれど、そこで消耗してしまって、大切にしたい人たちのもとにそんなマイナスのエネルギーを持って帰ってしまうことの方がこわいから。
だから影響されないように、どうにかしてそこから離れてしまおう。
優しい人へ。
あなたの優しさは、すり減らしてはいけない。
あなたの優しさは、愛するだれかに注ぐものだ。
だからあなたの優しさは、ときに諦めることでさえある。
ただ。
離れる前に、ひとつだけ。
離れる前に、そこに優しさのエッセンスをすこしだけ蒔いていこう。
離れる前に、優しさの可能性をひとかけら包んで置いていこう。
離れる前に、そうしてみんなが優しくなれることを願おう。
それだけであなたは、十分優しい。
優しい人へ。
あなたの優しさは、あなたとあなたの世界を守るためにあるんだよ。
いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。