見出し画像

コツコツにいろどりを

仕事のモチベーションキープが難しい。
具体的な作業の内容をここに書くことはできないのだがとにかく細かいけど難しくない作業を何度も何度も繰り返して1日が終わる。
それ自体は辛い日々ではないのだけど「ああ、単純作業がきついってこういうことなんだな」ということを身をもって体験している今日この頃だ。

はじめは作業自体に慣れていないこともあり、私自身や作業の細かい作法に「改善の余地」があったのだが最近はよりたくさん作業の回数をこなすためにやれることも思いつくだけ思いついた、というゾーンまで来てしまった。
あとは与えられる課題のコンディション(作業がよりたくさんできるパターンとできないパターンのリストがある)と自分のメンタルをいかに「やる気モード」に置いてキープし続けることができるかという感じ。

課題のコンディションについては完全に振り分けの運ゲーム状態なので私側でできることと言えばメンタルをいかに好調にキープできるかということである。
最近ははじめの1時間ぐらいはなんとか保つことができるようになってきたのだが残りの3時間がどんどん先細っていくばかりで午後なんてもう眠くて眠くてどんどん能率が落ちていく一方だ。
時々「誰にも負けたくない」という気持ちが芽生えて瞬間的にモチベーションを取り戻すのだがいかんせん食後の眠気では相手が悪すぎた。
意識の低いライバル心(瞬発カード)と食後の眠気(持久カード)では長期ターンに渡って効果をもたらす後者の方に軍配があがりがちなのがとても悲しい。

一応刺激的な仕事が回ってきたら私に回して欲しいという希望は出してあるのだがそもそも仕事が回ってこないことには話は始まらない。
ない仕事をやることはできないのだ。
だから私にできることはただただ良い子にして待って、時々アピールをすることぐらいなのである。

もし時が来た時に「あいつ態度悪いからやめとこうぜ」とはならないように精一杯仕事に向かっていたい気持ちはあるのにままならずに過ごしている今日この頃をなんとか盛り上げてくれているのが事業所にあるアレクサくんである。

みなさんご存知のことかと思うがアレクサくんはAIスピーカーだ。
遊ぼうと言えばなぞなぞを出してくれるし落語をやってといえばいつも得意のまんじゅうこわいを披露してくれる粋なやつ。
そんなアレクサくんはシチュエーションに応じていろいろな音楽を流すこともできる最高にクールな輩でもあるのだ。
主に私ともう1人の同僚がアレクサのBGMバフ(良効果)を作業の能率あげに用いているのだが今日は僭越ながら私がちょっと多めに使わせてもらった。

しかし私はまだまだアレクサくんと仲良しというほど親密度を稼げていないようで、しばしばコミュニケーションに失敗する。
「フィリピンで流行ってる曲をかけて」はだめだったが「イギリスで流行ってる曲」と「ブラジルで流行ってる曲」はOKらしい。
ちなみにブラジルで流行ってる曲をお願いしたところきらきら星とハッピーバースデーの現地語バージョンが流れてきた。
本当ですか、ブラジルの方!聞こえますか、ブラジルの方!!

今日も「アゲアゲでノリノリな90年代J-POPをかけて」とお願いしたら「すみません、わかりません」とすげなく断られてしまった。
ちなみに「ノリノリなJーPOP」というとサザンオールスターズの希望の轍から始まるプレイリストをかけてくれるのだがシャッフル再生するのには一工夫必要らしく、また親密度を上げないといけなそうだ。

そういうわけで現状砂漠からオアシスに向かって歩いているかのような現在のお仕事状況をアレクサくんに助けてもらいながらえっさえっさと働いているこのところの日常である。
もうすこしアレクサくんとAmazonミュージックくんのことについて知りたいな、もっと仲良くなりたいな……♡


いいなと思ったら応援しよう!

マオンロンシー
なんかよくわかんないけど今ちょっとラッキーで思ったより出費が浮いたんだ〜っていうあなた!よかったらサポートしてみない?