こんな人になりたかったなあランキング
誰かになりたいってあんまり思ったことがない。それでも、私にはできないけどこんなことができる人は素敵だなとは考えたことがあるので、書き出してみる。
第1位 出張や旅行の荷物をその日に片付けられる人
そんなのできたこと、人生で一度もない。これができる人って、たぶんおうちに帰ってすぐにお風呂を沸かせるし、靴を並べて玄関で脱げるし、脱いだ上着をハンガーに掛けられるし、会社の机も機能的で、単三電池を洗濯して洋服を有害物質まみれにしたりしないと思う。うわーん、すごい。かっこいい。
一度だけでもいいから、人生に一度はその日のうちに荷解きをしてみたい。多いときは月に5回程度の出張があり、機会は充実しているはずなので、やってみるか。もしできたら、きっと私は翌日に会社でみんなに言って回るし、「わたし実はその日のうちに荷解きできるんですけどね〜」を滲ませて生きていってしまう。真の即日荷解きパーソンはそんことしないと思うので、結局無理なのか。
第2位 他人に何も押し付けない人
なりたいね。なろうとしてみたのだけど、「他人に何も押し付けない」を押し付ける人になりました。会社の同僚に「いぬさんの「好きにしてね」は、好きにすることを押し付けているように聞こえる」と言われて、お手上げの気持ちになった。
たぶん、他人に自分の考えを押し付けることそのものを憎んでしまうのがよくない。憎んでしまうと、「他人に自分の考えを押し付けることはよくない」という考えが生まれて、結局は自分の軸で他人をジャッジすることになる。
例えば、「若い女性は仕事の飲み会ではマスコット的に振る舞うべき」という考えを押し付けてくる人がいるとする。そういう人ってよくないよねという考えのほか、そういう事象も含めて憎んでしまうので、「嫌だけどメリットがあるからやっている」という若い女性に対して、そんなことはするなという気持ちになってしまう。
私の長期的課題だ。
第3位 団体のスポーツが楽しめる人
人生で、団体スポーツが楽しいって思ったことがなかった。知ったのはつい半年前、会社のおじさんたちとトビウオをみんなで掬うという旅行に出かけたときのことだ。
夜、集魚灯を焚いた船に乗って、光をめがけて飛んでくるトビウオを柄の長い網で掬う。お隣の初対面のご家族と、「お姉さん!そっちに行きました!」「掬って!」「いける!」などと声を掛け合って、たくさん飛んでくるトビウオを掬った。高揚感を覚えた。そうか、これが団体スポーツの魅力か、学生の頃にみんながこぞってサッカーやバスケや野球やクィディッチをしていたのはこの気持ちのためなのか。
トビウオは少し水っぽかったけど美味しかった。身が柔らかくて、足が早いからあご出汁しか馴染みがないのかな。
第4位 「坊主憎いけどその袈裟めっちゃいいね」ができる人
袈裟工場まで燃やしたくなっちゃうよ〜。明日からの自分に乞うご期待!