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年間100日くらい山に行く変な仕事

ちょっと変な仕事をしているので、業務上差し支えない部分だけ書き留めておく。


「もうこんな仕事辞めたい。」

働いている多くの人が思ったことがあるだろう。上司や部下がわからんちん、仕事量がとんでもなく多い、給料がとんでもなく少ない、いろんな理由があると思う。
私は毎年夏に思う。とんでもない量の蚊に襲われるからだ。蚊は大群になると黒いモヤに見える。それが私を取り囲んで払っても払っても次から次へと刺してくる。プーンという独特の高音ですぐ隣にいる同僚の声も何も聞こえなくなる。そのまま耳に焼き付いて、寝て意識がなくなる直前まで幻聴が響く。人が狂うのってこういうときだ、絶対そうだ。何この仕事、おかしい、辞めたい、と心の底から思う。去年の夏は1日28箇所が最大記録だ。毎年まぶたを刺されてコンタクトが入らなくなる。ちなみに、蜂にも毎年刺されているが、蚊のほうが断然嫌いだ。

左まぶたを蚊に刺されるとこうなる むかつく
(ぼかしたら怖い写真みたいになっちゃった ごめんなさい)


何その蚊に刺される仕事?

動物の調査の仕事をしている。なにそれ、とよく言われるし、自分でも思う。なにそれ。
山でシカとかイノシシとかの生息状況を調べたり、里で農林業被害の対策のためにシカとかを捕獲したりする。他にも県や市町村の動物の管理の計画を作ったり、色々する。多い年は年間100日くらい山に行く。出張続きで家にいない。出張から帰って翌日に別の出張に行くこともある。
基本的には田舎の方に行くので、いろんな地方の田舎を渡り歩くことになる。運が良ければ、美味しいものを食べたり、温泉に入ったりもできる。運が悪ければ、自分で背負ってきた水しか飲めないし、何日もお風呂に入れない。変な仕事だ。


せっかく変な仕事をしているので、見つからない程度に少しずつ書いていこうと思う。

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