2つ名及びハンドルネーム及びニックネーム及びラジオネーム

初日の日記にも書いたが、私の名前(と書いて"ハンドルネーム"と呼ぶ)は知人から受け継いだものである。

知人、というか友人が「2つ名」という名目でこの名前を使っていたのだが、当人が2つ名システムに飽き、当時Twitterを始めたてだった私にその名前を譲ってくれたのだ。
そもそも、この名前自体も友人が自分で考えたものでは無く、元々は友人の知人が考えたものである。そのため私からすると、名前も顔も知らないただの他人が考えた名前を名乗っている、という状況になっているのだ。
これがネームロンダリングである(※違います)

名前を譲られた当初は、吉岡でも無いのに吉岡を名乗っていることに対して自我を蹂躙されている気持ちがあった。
それでも気付けば人知れずこの名前を背負い8年が経つ。友人が2つ名に使っていた年月よりも長くなった。もう私には吉岡としての自覚・自負・自信・努力・未来がある。

他人に「吉岡」と呼ばれても振り向ける。
サインの宛名に「吉岡」とリクエストできる。
ファミレスの順番待ちリストに「吉岡」と書ける。
「吉岡」が西に多い苗字である、という豆知識を披露できる。
『リアル鬼ごっこ』での標的が「吉岡」になるような妄想もできる。
これが吉岡としての自覚・自負・自信・努力・未来である。

ただ、常にこの名前に自覚・自負・以下省略がある訳では無い。数年前、とある声優のクラウドファンディングに参加する機会があった。その際もこの名前を使ったのだが、後日届いた参加者一覧のリストにこの名前が刻まれているのを見た時は流石に恥じた。単体だと何の変哲もない名前も、複数の名前に混じると奇っ怪さを発揮する。
どうすんだよ、これ。

クラファン御礼ページに鎮座する名前